【総裁選】1位河野、2位岸田、3位高市、決選投票で岸田勝利シナリオの背景で語られていること

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熱気とかうねりが感じられない

 これまで見てきたように、河野氏が伸び悩んだ結果、決選投票を迎え、岸田氏が逆転するというシナリオが永田町で通り相場のようになっている。

「態度を表明していない議員はそこそこいるものの、票読みを重ねると岸田さんということになりそうです。ただ、絶対にそうかと言われるとう~んとうなってしまう部分がないわけではありません。何と言うか、総裁が決まるときって熱気とかうねりみたいなものが出てくるものなのですが、それがないんですよ。岸田さんがもっとも輝いたのは、二階幹事長のクビに鈴をつけるところだったと言われるほどイマイチ目立つことができていないのも、“岸田さんが最終的に勝つ”と断言できない理由なのかもしれませんね」(先のデスク)

 総裁選後の総選挙の顔選びということばかりがフォーカスされがちだが、参院議員やその関係者は来夏の参院選の顔として品定めをしており、そのあたりの判断も勝敗のカギを握っていると言えるだろう。

デイリー新潮取材班

2021年9月27日掲載

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