新番組「おしゃれクリップ」のMCは山崎育三郎 残るイスを獲得するのは誰だ!

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 日本テレビ系日曜夜10時のトーク番組「おしゃれイズム」が、10月より「おしゃれクリップ」に衣替えすることが発表された。MCには“ミュージカル界のプリンス”山崎育三郎(35)を抜擢した。もっとも、「オシャレ30・30」に始まる“おしゃれシリーズ”で、これまでMCが1人だったことはない。なぜ山崎だけなのかといえば、そこには意外なこだわりがあるのだとか。

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 日テレの公式ページはこのように紹介している。

《時代と共に変化する「おしゃれ」。およそ30年以上にわたる、「オシャレ30・30」「おしゃれカンケイ」「おしゃれイズム」の襷をつなぐ、日本テレビ系日曜よる10時の新番組「おしゃれクリップ」の放送が決定!》

「オシャレ30・30」は古舘伊知郎(66)と阿川泰子(69)の司会で、87年1月にスタートした。当時はまだ2人とも30代で、“30代のための30分のトーク番組”をコンセプトに30代のゲスト迎えることが多かった。

 続く「おしゃれカンケイ」は94年7月スタート。男性司会は引き続き古舘で、女性は菊池桃子、マルシア、渡辺満里奈と変わっていった。番組の名物は、ゲストに関わりの深い人からの手紙を読み上げる“16小節のLOVE SONG”。覚えている方も少なくないだろう。04年に古舘が「報道ステーション」(テレビ朝日)のキャスターに就任して1年後、報道に専念したいとの希望から番組は終了した。

 05年4月にスタートしたのが現在の「おしゃれイズム」で、司会は上田晋也、藤木直人、森泉という3人に一新された。ところが、若者のテレビ離れも加速し、視聴率も低迷したことから、この夏に改編が決定した。日テレ関係者は言う。

50年続く1社提供

「ご存知の方も少なくないと思いますが、“おしゃれシリーズ”は資生堂の1社提供番組です。実は最初の『おしゃれ』は74年にスタートした平日昼15分間のトーク番組で、司会は三橋達也さんと元NHKアナの松村満美子さんでした。その後、石坂浩二さんと楠田枝里子さん、久米宏さんなどに引き継がれますが、いずれも男女ペアの司会でした。ちなみに資生堂の1社提供というと、71年に始まった日曜夜の音楽番組『サンデーヒットパレード』まで遡ることができます。この時は和田アキ子さんと大石吾朗さんの司会でした。つまり資生堂は、50年にわたり一貫して1社提供を続けてくださっていて、常に複数の司会を立ててきたわけです」

 今回「おしゃれクリップ」のMCとしては発表されたのは山崎だけだ。山崎といえば、ミュージカルの世界では早くから注目されていたが、近年は俳優として「下町ロケット」(TBS)や朝ドラ「エール」(NHK)で人気を決定づけ、現在は大河「青天を衝け」(同)にも出演中だ。さらに28日に放送された「FNS ラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」(フジテレビ)でも見事な歌唱を披露して、松本人志に絶賛された。まさに旬と言っていいだろう。だからといって、なぜ1人MCなのだろう。

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