作曲家としては日立の「この~木なんの木気になる木~」というCMソングや、都はるみの「北の宿から」などで知られるが、なんといってもドラマ「寺内貫太郎一家」の頑固親父役で強烈な印象を残した。いまでもあの坊主頭の仏頂面で小林さんを記憶している向きも多いだろう。ここで知られざる日本テレビドラマ史の一断面を披露したい。
1974年にTBSの水曜劇場で放送された「寺内貫太郎一家」は、脚本を書いた向田邦子の父・敏雄をモデルとした頑固親父を主人公にした家族の物語だが、最初はなかなかタイトルが決まらなかったという。...
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1976年2月に始まった同番組は今年40年目に突入した。放送回数は1万回を超え、同一司会者による番組の世界最多放送回数記録でギネス認定されている、比類なき長寿番組。
『徹子の部屋』には40年変わらない点があります。...
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