佐藤栞里が「TOKYO MER」で女優開眼 今も語り草「朝までハシゴの旅」の評判

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女優・佐藤栞里

「そのエレベーター内で、準主役の役割を果たしたのが佐藤でした。今や“バラエティの女王”との呼び声も高い彼女ですが、実は連ドラにレギュラー出演するのはこれが初めて。バラエティ上がりですが、芸人にありがちな演技臭はしません。本人の人柄ともマッチしたいい役どころです」

 01年、彼女はローティーン向けファッション誌「ピチレモン」(学研プラス※現在は休刊)のオーディションでグランプリを獲得して専属モデルとしてデビュー。テレビに出るようになったのは09年からという。

「それでも売れませんでした。潮目が変わったのは14年、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ)の人気コーナー“朝までハシゴの旅”の出演でした。この時の一般人のあしらい方、気取らなさ、空気を読む抜群の力に現場スタッフが惚れ込んだといいます。これは今でも日テレでは語り草になっているそうです」

 童顔だが、彼女もすでに24歳だった。

「『笑ってコラえて』MCの所ジョージや、番組の総合演出やプロデューサーも彼女を気に入り、翌年からはサブMCを務めることになりました。この番組の歴代サブMCは、山岡三子、夏目三久、関根麻里、そして佐藤と、みんなよく似ています。出過ぎず、出しゃばらず、とにかく感じがいいのです」

 ここから佐藤の快進撃が始まる。業界でファンが増え、同じ日テレの「有吉の壁」でアシスタントMC、「ヒルナンデス!」の火曜レギュラー、TBSでは「王様のブランチ」のMCもゲットした。そして、ついに女優の道に。彼女は「王様のブランチ」で、「TOKYO MER」のレギュラーになったことを報告。その際、「つま先がずっと冷たくて震えが止まらない」と現場でいかに緊張しているかを明かしていた。

「実は彼女の所属事務所はスターダストプロモーション。あの事務所は、野々村真が率いる“ダスト組”と、常盤貴子や松雪泰子など俳優中心の“スター組”に分かれているなんて良く言われるんですが、これで彼女も“スター組”の仲間入りです」

 もっとも明確な区分けはないんだとか。それでも彼女は制作1部所属であるから、“同僚”には常磐や松雪、本田翼、椎名桔平や内野聖陽、山田孝之と言った錚々たるメンツが並んでいる。

「バラエティのMCはそうそう長くは続きません。彼女もすでに31歳ですからね、事務所も本人も、末永く活躍するために思うところがあるのでしょう。『笑ってコラえて』の先輩サブMCたちも皆結婚して家庭の幸せを手にしています。同じスターダストからは、滝沢カレンや葵わかな、森川葵などバラエティでも活躍する若手が出てきています。佐藤はモデル出身でありながら、モデルらしくない。だから彼女にはアンチもいない。女優としてもやっていくにも有利なんです」

デイリー新潮取材班

2021年8月8日掲載

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