無印良品 食品分野に本気を出し始めて…この夏に飲みたい食べたい商品はこれだ!

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かき混ぜは週に1度

〈発酵ぬかどこ 1㎏ 890円〉

 2018年に発売され、手軽なのに本格的と、現在でも売り切れ店舗が続出している「発酵ぬかどこ」は、無印良品のヒット商品だ。食塩、昆布、唐辛子、ビール酵母を加えた米ぬかは、あらかじめ発酵させてあるため、洗って切った野菜を入れるだけで、本格的なぬか漬けができあがる。チャック付きの袋に入っているので、専用の容器も不要。チャックをしっかり締めて冷蔵庫に入れておけば、かき混ぜは週に1度程度でかまわないという手軽さもうれしい。

 さっそく夏の定番野菜であるキュウリ、ミョウガ、ズッキーニ、ニンジンを漬けてみたが、ぬかの風味と適度な酸味、昆布やビール酵母のうまみもしっかりと感じられ、予想以上に美味しかった。しかし、初回は塩分が強めに感じられるので、漬ける時間は短めにしたほうがいい。自家製のぬかどこ同様に、何度か漬けるうちに味がなじむので、ぬかを足しながら自分好みの味に育てたい。

〈不揃い 水切りヨーグルトバウム/パイナップルバウム/白桃バウム 各150円〉

 焼きムラや凸凹、変形などのあるものを商品化した「不揃いバウム」。店を訪れた7月上旬には、定番と季節限定を合わせて25種類ものバウムが並んでいた。

 夏に食べたい味として、水切りヨーグルトとパイナップルと白桃をチョイスしてみた。どれも袋を開けた瞬間にそれぞれの味を思わせる香りがして、食べる前から期待が膨らむ。いずれもしっとりふんわりとした食感で、甘すぎず軽く食べやすい。どれも爽やかで夏向けの味だったが、優しく甘く香る白桃が、夏にもっとも食べたいと思わせた。

 そのまま食べてもいいが、冷やしてカットし、サワークリームやフルーツをトッピングして食べれば、夏にぴったりのスイーツになりそうだ。

〈冷やしておいしい 果汁100%ゼリー 3種のフルーツ 432g(18g×24個) 390円〉

 りんご、ぶどう、みかんの3種があり、手軽に食べられる一口サイズで、冷やしても凍らせても美味しい。果汁のジューシーさと酸味、自然な甘さを感じる爽やかな味わいで、夏のおやつにぴったりだ。お風呂上りに、凍らせたものをアイス代わりに食べるのもいい。お弁当のデザートとして凍らせたものを添えれば、保冷剤としても役立つので、常に冷凍庫にスタンバイさせておきたい。

合成着色料不使用の淡く自然なグリーン

〈Cafe&Meal MUJ メロンソーダ 330ml 290円〉

 ツイッターでも「最高!」「メロンソーダ嫌いなんだけどさ、 無印良品のメロンソーダはいけた!!」「なんでもっと早く飲まなかったんだろ」と評判の「メロンソーダ」。レトロな雰囲気の瓶も、特別感を出していて購買意欲をそそる。誰もが思い浮かべるあの鮮やかなグリーンではなく、合成着色料不使用の淡く自然なグリーンが美しいので、透明なグラスにそっと注いで味わってほしい。

 SNSでは、アイスを乗せて楽しむ人を多く見かける。ちょっと大人のクリームソーダという味わいと涼しげなビジュアルが、夏のリゾート感を演出してくれそうだ。

 ネットストアの販売予定数は終了となっている(7月13日現在)ので、飲んでみたい人はお近くの店舗へ。

〈牛乳でつくる マンゴーラッシー 110g 390円〉

 冷水と牛乳を加えるだけの「マンゴーラッシー」だが、その手軽さとは裏腹に、しっかりとマンゴーの香りと味わいが感じられる。ヨーグルトの酸味が爽やかで甘さも控えめなので、氷をたっぷり入れて暑い日にゴクゴク飲みたい。少量の冷水で解いてヨーグルトを混ぜ、かき氷のシロップにするのもオススメだ。

 どの食品も本場の味の追求や、果汁100%、合成着色料不使用など、無印良品らしいこだわりを随所に感じる。レトルトの食品は日持ちもするので、外出したくない暑い日を乗り切るためにストックしておきたい。

小川美佳(おがわ・みか)
千葉県出身。文化、医療、健康、グルメ、街ネタ等幅広く取材する雑食系ライター。医師やアーティスト、アイドル、学芸員、飲食店店主、高校生等、インタビューした数は1,000名以上におよぶ。どのジャンルにおいても、正確な情報を分かりやすく伝えることをモットーとしている。

デイリー新潮取材班編集

2021年7月20日掲載

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