北九州市議の「回転寿司不倫」デート 地元で大騒動になったワケ

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 不倫話には倦(う)んでいる方も多いと思うが、コロナによる行動制限下、国民に自粛を求める側の政治家が堂々とソレに励んでいた疑いがあるとしたらどうか。おまけに、その人物が曰く付きのセンセイと縁の深い“大物市議”だったため、地元では大騒動になっている。

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 北九州市議のスキャンダルといえば、本誌(「週刊新潮」)4月1日号でも報じた、“疑惑の海外視察”の件が記憶に新しい。2018年、スペインなどを視察した北九州市議8名らが昼間からビールやワインを痛飲。さらに自民党市議2名を含む計4名がストリップ鑑賞などに興じていたというアノ一件だ。

 当時、市議会でも真相追及の機運が盛り上がったが、その前に立ちはだかったのが今回の主人公、井上秀作市議(52)だったという。

「井上氏は17年、歴代最年少で市議会議長に就任し、海外視察問題で議会が揺れた当時の議長を務めていた。彼が同じ自民党会派にいた当事者の議員に“黙っていろ”などと指示し、疑惑が議題にのぼることを阻止したと聞いています」(北九州市議の一人)

 議長という要職にあっただけでなく、井上氏は中央政界とのパイプも誇示。本人が特に「親しい」と公言していたのが、IR汚職事件に絡む収賄容疑などで、現在公判中の秋元司被告である。

「井上氏は“北九州市浮揚のためにはIRしかない”というのが持論で、IR担当副大臣だった秋元氏と急接近。19年、秋元氏が小倉を訪れた際には、井上氏が夜の飲食の場に同席。この時、井上氏が携帯で副市長を呼びつけ、秋元氏に挨拶させたのは有名な話です」(前出・市議)

レクサスでラブホテルに

 地元でそんな権勢を誇る井上氏だが、今年1月に行われた市議選では首の皮一枚のわずか5票差で薄氷当選。そうなったワケを、議会関係者が明かす。

「井上さんは既婚者ですが、選挙戦中、奥さんの姿はありませんでした。井上さんに“愛人がいる”との話は数年前から市議会内で話題にのぼっていて、いまは30代後半の独身女性と付き合っていると専らの噂。そんな女性問題にまつわる風評が得票にも影響を与えた可能性は否定できません」

 その女性は、井上氏ときわめて親しい関係にあった北九州市内の海運会社会長の秘書を務めているという。

 複数の市政関係者によれば、井上氏と彼女はつい先月も、回転寿司店で向かい合って微笑みながらネタを頬張る姿が2度にわたり確認されているという。

「緊急事態宣言下の6月中旬には、井上さんが運転するレクサスに彼女が同乗して市内のラブホテルに入り、2時間ほど滞在。別の日には、夜の11時近くに彼女の自宅から二人揃って出てくる姿も目撃されています。これでは男女の関係を疑われても仕方ない。“不要不急の外出はダメ”と我慢を強いている市民に顔向けできません」(市政関係者)

 自宅近くの事務所の駐車場で井上氏を直撃すると、

「(彼女は)友人です。(ホテルには)行っていません。事実でない」

 と否定し、逃げるように車に乗り込み走り去った。

 しかし写真の通り、二人が“逢瀬”を重ねたのは動かぬ事実。己が行状を知る身なれば、疑惑の海外視察を不問に付したのも当然だったか。

週刊新潮 2021年7月15日号掲載

ワイド特集「サンクチュアリ」より

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