なでしこジャパンの救世主・塩越柚歩 デビュー戦で2ゴール、モデルとしても活動

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 2011年にW杯を制し大フィーバーを巻き起こした“なでしこジャパン”が今、世界ランキング何位かご存じだろうか。

 なんと、11位である。

「お家芸だったテクニカルなサッカーを各国に真似され、フィジカルで劣る日本が勝てなくなったんです」

 とは大手紙記者の指摘。

「女子サッカーリーグは代表以上にジリ貧。テコ入れのため9月、新たに“WE(ウィ)リーグ”というプロリーグが始動するのですが……」

 現なでしこリーグから、INAC神戸、日テレ・東京ヴェルディベレーザら強豪が移籍し、新設クラブを加えた11チームで構成されるこの新リーグ、日本サッカー協会の田嶋幸三会長の肝いりで創設された。だが、思うようにスポンサーが集まらず、国立競技場で華々しく行う予定だった開幕戦も、コロナの影響もあって取り止めになったという。

「ですから、関係者は東京五輪でのなでしこの奮闘に大いに期待しているんです。11年のフィーバーでは、トヨタや三井住友カードなど大物スポンサーがなでしこリーグに殺到しました。“夢よ再び”というわけです」

 だが、今の“なでしこ”にそんな重責が務まるのか。18日に東京五輪メンバーが発表されたが、澤穂希のような救世主はいるのか?

「浦和レッズレディース所属のMF塩越柚歩(しおこしゆずほ)(23)にご注目ください」

 と、サッカーライターが太鼓判を押す。

「6月の強化試合で代表初招集されたのですが、デビュー戦のウクライナ戦で、男子代表の久保建英が担う2列目左のポジションに入り、いきなり2ゴールを決めた。デビュー戦での複数ゴールは澤以来の快挙です」

 塩越の魅力はもう一つ。

「かの鮫島彩(34)が代表落ちしたため、今メンバーきってのビジュアル系と言っていい。発売中のファッション誌では美女アスリート紹介コーナーでモデルを務めているそうですよ」

 ブレイクの予感。

週刊新潮 2021年7月1日号掲載

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