90歳になった池袋暴走「飯塚幸三」被告 有罪確定でも刑務所に入らない可能性

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世論の反発

「もし飯塚被告が現在のように無罪の主張を変えず、最高裁まで突き進んだのなら、執行猶予なしの実刑判決が下る可能性は高いでしょう。反省の色が皆無ですし、ご遺族の処罰感情が極めて強いからです。ご遺族の感情を逆撫でし続けてきた被告を収監しないとなると、それこそ世論の反発は更に強くなるでしょう」(同・若狭氏)

 検察としては避けたい事態であるのは言うまでもない。

「やはり確定判決に従って収監し、まずは刑を執行しながら、刑務官や医師の見解を聞く、というのが最も可能性が高いのではないでしょうか。いくらなんでも、実刑判決の下った飯塚被告を収監しないという特別扱いを認めるとなると、それこそ法の枠組みが崩れると言っても過言ではないと思います」(同・若狭氏)

デイリー新潮取材班

2021年6月25日掲載

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