藤川球児、交流戦の「オリックス」優勝を的中 これまでに見せた「神予想」リスト

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 交流戦は12勝5敗1分のオリックスが優勝した。交流戦前はリーグ5位に沈んでいただけに、大番狂わせと言っていいだろう。

 だが、これをピタリと的中させた評論家がいる。

「昨季まで阪神でプレーしていた藤川球児さんです」

 とスポーツ紙デスクが明かす。

 それは交流戦開幕を3日後に控えた5月22日。藤川が主宰するYouTubeチャンネルのテーマは「優勝予想」だった。

「そこで、藤川さんは“とんでもなく強い球団がある”と自信たっぷりにオリックスを推したんです」

 配信では、自身の交流戦通算成績が“防御率0・96”と抜群だったことが明かされ、“交流戦はデータではなく力勝負。だから稼ぎ時だった”と告白。交流戦は“ベテランより若手が強い”と説明した。そして、直近5年で4度優勝しているソフトバンクを“年齢が……気づいたらベテラン”と切って捨て、オリックスは“若手が活躍し始めた”として太鼓判を押したのだ。

 ちなみに、

「“花マル”のオリックスに次ぐ“二重マル”には阪神を挙げた。結果は、阪神が2位。ソフトバンクはまさかの10位でした」

 引退して解説者に転身した藤川は今月6日の巨人対日本ハム戦で初めてNHKの解説を担当。そこでも、

「配球をズバズバ当てただけでなく、試合前、巨人先発の菅野が日ハムの王柏融(ワンボーロン)に打たれることを予言し、実際に王の本塁打が飛び出したのには驚きました」

 この日の菅野は5回2失点。その失点の一つを当てたのだから慧眼である。

 圧巻は4月16日の阪神対ヤクルト戦の中継だった。

「阪神の藤浪投手が打席に立つと、“気持ち悪い”などと異変を察知。するとその直後、なんと藤浪が本塁打を放ったんです」

 投手の本塁打を当てるなんて神がかりという他ない。

 今後は“大物ルーキー解説者”の活躍にも注目だ。

週刊新潮 2021年6月24日号掲載

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