ネメシス、「広瀬すず」「櫻井翔」W主演なのになぜ視聴率は伸び悩んだのか

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広瀬の見せ場が増えたワケ

 本来、芸能界でのキャリアも格も明らかに櫻井の方が上である。しかし、なぜか番組のクレジットは広瀬の方が先に登場する。

「実をいうと、ドラマの企画・プロデューサーをつとめる同局の北島直明氏は櫻井の慶大の同級生で、嵐のNetflixのドキュメント番組にも出演するなど気心の知れた仲なんです。一方、広瀬は『ネメシス』同様、北島氏が企画・プロデュースを手掛けた映画『ちはやふる』シリーズで主演をつとめるなど、〝北島チルドレン〟とも言える存在なんです。広瀬が舞台あいさつで号泣していたら、北島氏も泣いていたというエピソードもあるほどです。

 どうやら北島氏と櫻井が話し合った結果、広瀬の可愛い演技を前面に押し出そう、ということになったようです。そのため、櫻井が披露する事件の推理を広瀬がこっそり〝指示〟し、謎の格闘技で大立ち回りを演じるなど彼女の見せ場が圧倒的に多くなってしまった。これでは、櫻井のファンはチャンネルを変えてしまいますよ」(日テレ関係者)

 櫻井の出番が減った理由は他にもある。

「第3話から、アンナに近づく理工学部4年で建築を勉強する女子大生で数学の天才・朋美役で橋本環奈(22)が登場しました。第8話では、アンナの父をめぐる謎に深くかかわっていることが判明した。実は、彼女も北島氏がプロデュースを手掛けヒットした映画『キングダム』に出演するなど〝北島チルドレン〟の1人なんです。民放キー局の主演ドラマでの〝実績〟はないに等しいのに、彼女が登場してから、櫻井が登場する場面が減ってしまった。『ネメシス』は映画化を見込んでの放送でしたが、この流れからして、今度は広瀬と橋本のW主演になるかもしれないと言われているほどです」(同)

 同枠の前作で竹内涼真(28)主演の「君と世界が終わる日に」は、地上波の視聴率が振るわず、season2はHuluでの配信のみとなっている。

 この調子では、「ネメシス」も映画化どころか、「君と~」と同じ道をたどることになるのかもしれない、と囁かれ始めた。

デイリー新潮取材班

2021年6月13日掲載

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