社長夫人になった「加藤綾子」 人気女子アナの中でも彼女は異色の存在と言われる理由

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元ヤン臭も重要

「程よい出たがりであることも重要です。アナウンサーになる人は、基本的に皆、出たかがりです。実は、あまりに出たがりな自分の性格に悩むアナウンサーもいるほどです。この点が視聴者に好かれるか、嫌われるかは、非常に微妙なところ。“出しゃばり”と受け取られてしまうと嫌われます。元TBSの田中みな実アナも局アナ時代は、これで損をしていたところがあったと思います。アナウンサーの基本は黒子ですから、自ら前に出過ぎるのはよくない。カトパンの程よい出たがり感は好印象を持たれますね」

 ちなみに現在、程よい出たがり感で人気の局アナと言えば、日テレの水卜アナ、歴代では元フジのアヤパンこと高島彩アナだと言う。これらに加え、カトパンの場合、特別な人気が出る要素を兼ね備えているという。

「元ヤン(ヤンキー)臭があることですね。本物の元ヤンではありません。元ヤン臭があって少しチャラチャラしている。しかし根は真面目。これは女子アナに限らず、芸能界全般に見られる、人気の出る不変の法則と言っていい。ゆきぽよ、みちょぱ、ファーストサマーウイカ、戸田恵梨香、佐々木希、鈴木紗理奈などなど。アナウンサーで元ヤン臭を持っている人は極めて珍しく、この点では異色の存在と言っていいでしょう」

 カトパンは国立音楽大卒という珍しい経歴も持っている。同様に音大出身のアナウンサーには、「ブラタモリ」で昨年3月までアシスタントを務めたNHKの林田理沙アナ(東京芸術大音楽学部卒・同大学院修士課程修了)や、フジの杉原千尋アナ(国立音楽大卒)がいる。

 そう考えると、カトパンは夕方の報道・情報番組「Live News イット!」(フジ)には似合わない気もするが……。

「フリーアナウンサーにとって、テレビの仕事で最高額、最上位に来るのは、ゴールデンのレギュラーでも特番の司会でもなく、何といっても帯の生番組のMCです」

 帯番組1回のギャラはゴールデン1本の半額と言う。だが、週5日の出演でゴールデンの2・5倍になる計算だ。
 
「放送時間の決まった生放送ですから、収録のような余分な時間を取られることもありません。帯番組をやった中山秀征や加藤浩次も、“朝ナマ御殿”を建てています。カトパンの『イット!』の視聴率は5~6%ですが、『ホンマでっか』の半分以上の数字を取っています。放送時間の長さ(3時間15分!)と平日毎日放送ということを考えると、国民の誰もが知っているアナウンサーであることは間違いない。加えて、人気も抜群なわけですから、彼女の結婚が関心を持たれるのは当然ですね」

デイリー新潮取材班

2021年6月13日掲載

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