小室圭さん、中学・高校の学費は1200万円、400万円問題が解決しても消えない疑念

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“身の丈”の重み

 昭和天皇、香淳皇后の洋食担当だったフランス料理のシェフ、工藤極氏のインタビュー記事だ。

 工藤氏は《「天皇陛下はどんな食事を」という好奇心》で宮内庁に入った。だが、実際に料理を作るようになると、《食事の質素さ、材料を決して粗末にしないことに驚いた》と振り返っている。

 また朝日新聞は19年11月、「(耕論)大嘗祭、改めて考える 岡田荘司さん、三木善明さん、御厨貴さん」の記事を掲載した。

 大嘗祭の費用が問題になった時のものだが、国学院大学名誉教授の岡田荘司氏は《質素が皇室の伝統》と解説している。

 それこそ秋篠宮さま(55)は18年11月、大嘗祭を「身の丈にあった儀式」とすることが「本来の姿」と発言され、大きな話題になった。

 仮に小室親子が“身の丈”を考え、学費が割安の学校に進学していたとしたら──眞子さまと出会えなかった可能性はあるものの──世論の受け止めは変わったのではないだろうか。

帝国ホテルの写真

「例えばの話、小室さんが奨学金で大学に通い、三菱東京UFJ銀行で働きながら返済していたとしたらどうでしょうか。金銭的に苦しくても、地道に頑張っている人として世間も納得したはずです。しかし、実際は400万円の金銭トラブルを解決しないまま、アメリカに留学でしょう。この親子は常識すらない人たちではないかと思われても不思議はありません」(同・担当記者)

 冒頭で紹介した週刊新潮の記事「『ICU』の高すぎる学費」では、「安分守己」という四字熟語について言及している。

《「安分守己」――。本分を守り、身の丈にあった生き方をして己を持するとの意である。「インターナショナルスクール」「ICU」「海の王子」「米国留学」などと、煌(きら)びやかなフレーズが並ぶ青年の経歴と実際の暮らしぶりとの間には、残念ながら大きな乖離があったのは疑うべくもない》

 小室氏は20歳を記念し、帝国ホテルの写真館で撮影を行った。週刊新潮などが経緯を報じ、写真を公開した。

 ファッショナブルなスーツに身を包み、椅子に座って足を組む──残念だが、小室氏が「身の丈にあった生き方」をしているという印象を受けるものではない。

デイリー新潮取材班

2021年5月21日掲載

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