小室圭さんが自分の正当性だけを主張して…その結果、起きる宮内庁が最も恐れることは

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「築城三年、落城三日」

 デイリー新潮は4月22日、「小室圭さん文書、弁護士は『法律家の文章に似せようと背伸び』 眞子さまも作成に関与か」の記事を配信した。

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 秋篠宮家の長女・眞子さま(29)の婚約者・小室圭氏(29)は4月8日、いわゆる“小室文書”を公表した。

 金銭トラブルの「経緯」について滔々と持論を展開。結婚への強い意思を示したと受け止められ、国民の多くが違和感を覚えたことは記憶に新しい。

 記事では皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大名誉教授が、皇室を襲う“逆風”について言及した。

《皇室は一度、敗戦でなくなりかけたところを昭和、平成を経て国民との繋がりを再構築してきました。国民に寄り添って長年かけて築いたものも、壊れるのは一瞬です。皇室への敬愛を現在進行形で損ねているという自覚が、小室さんにはあるのでしょうか》

 小田部名誉教授の指摘が、どれだけ正鵠を射ているかは、Twitterを検索しただけでも一目瞭然だ。

《眞子様と小室氏の結婚が現実になれば国民の皇室に対する信頼や敬愛の気持ちは薄れていくだろう》

《(編集部註:もしお二人がご結婚されたら)国民は皇室を闇の巣窟と見て、皇室への敬愛が無くなります》

世論調査

《戦争で皇室を敬愛し、散華した人達を裏切る行為なのではと、眞子様に問いたい思いです》

 大手マスコミは世論調査を行う際、長年にわたって「皇室に親しみを感じますか?」との設問を用意してきた。

 近年、「親しみを感じる」と回答する割合は、社によっては7割台と高い数値を示している。

 天皇陛下の場合は、8割を超えたことさえある。2019年5月に共同通信が実施した調査で、同月1日に即位された陛下に「親しみを感じる」の回答は82.5%に達した。

 皇室全体への問いかけでも高率の傾向は変わらない。NHKが同年9月に行った調査によると、「とても親しみを感じている」と「ある程度親しみを感じている」を合わせた「親しみを感じている」は71%を記録した。

 だが、小田部名誉教授も指摘しているが、皇室が国民の敬愛を一身に集めるようになったのは、それほど昔の話ではない。

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