神童「那須川天心」がボクシング転向前にバラエティに引っ張りだこの理由

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 4月10日、キックボクシングRISE世界フェザー級王者の那須川天心(22)が来年3月をもって引退、ボクシングに転向することを発表した。かねてからボクシング界から望まれた話ではあったものの、発表の場はスポーツバラエティ「炎の体育会TV」(TBS)内だった。そういえば最近、那須川はバラエティ番組によく出ている……。

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 那須川といえば、14年にプロデビューし、現在まで公式戦44戦無敗(32KO)、15年にはバンタム級王座を獲得、18年には階級を上げ世界フェザー級王座を勝ち取った“神童”である。

 16年12月から総合格闘技RIZINに参戦して4戦全勝、日本の格闘技界のスーパースターと言っていいだろう。

 だが、ボクシング転向を発表したこの日、「炎の体育会TV」で那須川は、牛肉の最上級部位シャトーブリアンを賭けて、時速100キロのボールを左ストレートで打ち返すというゲームに興じていた。

 さらに翌11日、「ジャンクSPORTS」(フジテレビ)では、“太鼓を叩いてIRERO”という太鼓を叩いてボールを飛ばし、おでこに付けたコップに入れるというゲームに打ち込んでいたのである。キックボクシング史上最高の選手にしては、おちゃらけすぎにも見えるが、民放プロデューサーはこう言う。

実は手芸男子

「そればかりではありません。4月3日は『ニノさんSP』(日本テレビ)に出演し、同日の『天才vs大群~1人で何人倒せる?~』(TBS)では芸人30人を相手にボクシング、3月29日は『有吉ゼミ』(日テレ)にも出演していました。テレビ業界では今一番人気のアスリートと言っていいでしょう」

 神童がなぜ、そんなことに?

「スポーツバラエティでは持ち前の運動神経で結果を残し、芸人とは異なるアスリートならではの活躍をします。さらに彼は何事にも器用で、意外な引き出しを持っていますからね」

 意外な一面は、今年に入ってから発揮されている。中でも、カルチャースクールバラエティ『プレバト!!』(TBS系/MBS)が顕著だった。

「1月14日の放送では、女性芸能人に混じって、“手芸男子”として古着リメイクに挑戦。2月20日には、自作のテディベアも披露していました」

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