日テレ、巨人開幕戦の視聴率は史上最低「8.8%」 広島開幕戦は「24.9%」との差

スポーツ 野球 2021年4月2日掲載

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スターの不在

 何のことはない、他のチームは地上波でも見てもらっているのだ。

「こうなると、巨人の開幕戦が低視聴率だという原因を、CS放送などに求めるわけにはいかなくなってきます。やはり、ファンサービスという観点で、巨人は戦略ミスを犯している結果だと指摘せざるを得ません」(同)

 短期的な要因としては、昨年の日本シリーズが影響を与えているという。

「巨人はソフトバンクと日本一を争って、1勝もできませんでした。セ・リーグとパ・リーグの実力差は圧倒的なものがあり、巨人ファンでも『セ・リーグの開幕戦はパ・リーグの2軍レベル』と冷めた目で見ているのかもしれません」

 巨人にスター選手が少なくなっているのも大きい。まずは過去の巨人と比べてみよう。

「江川卓さん(65)や西本聖さん(64)が活躍した80年代前半に遡らなくとも、槙原寛己さん(57)、斎藤雅樹さん(56)、桑田真澄さん(52)という絵になるピッチャーは00年代までファンを惹きつけてくれました」(同)

人気もパ・リーグが上?

 打者の場合、松井秀喜が02年に巨人を去り、ニューヨーク・ヤンキースに入団したのも象徴的だった。

「打者のスターも不足しています。岡本和真さん(24)では荷が重いでしょうし、丸佳浩さん(31)や梶谷隆幸さん(32)は巨人生え抜きではありません。坂本勇人さん(32)が健闘しているとはいえ、やはり巨人が“ポスト松井”の養成を怠ってきたツケは大きいものがあります」(同)

 更にパ・リーグのスター選手と比べてみると、巨人のスター不在はいっそう、際立つという。

「菅野智之さんが開幕戦で投げても視聴率がふるわなかったのは、田中将大さん(32)がメジャーリーグから帰ってきたのも大きかったのではないでしょうか。実際、開幕前の注目度は田中さんのほうが高かったと思います。佐々木朗希さん(19)の場合はロッテファンに限らず、プロ野球ファン全員が楽しみにしています」

 巨人一強時代は終了したということだろう。

デイリー新潮取材班

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