36年前の“わいせつ処分歴”を告白した「男性講師」 今頃“自首”したトホホな理由

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退職金の全額返還

 自身の行為については、

「過去においても、現在においても、沢山の方に多大なご迷惑をおかけし、申し訳なかった」

 埼玉で教諭になった理由は、

「子どもが成長するところを見ていたかった」

 と話したという。

 先の埼玉県教育委員会の担当者は、

「わいせつ行為で懲戒免職になったことを隠蔽した行為は、重大な履歴詐称となりますので、3月22日付で懲戒免職処分としました。また、『職員の退職手当に関する条例』により、退職金の全額返還を求めます」(同)

 勤務した期間は1990年4月から2018年2月までの28年間なので、退職金は結構な額になりそうだ。

「講師に、退職金は全て返還していただきますと言ったところ、驚くとか、嫌な顔をすることはありませんでした。返還できるだけの資力があるか調査を行い、資力があれば返してもらいます。もし資力がなかった場合ですか?裁判を起こして返還を求めることはしないでしょう」(同)

 この男性は、30年間、過去の犯ちがいつバレるのかと思いながら教壇に立っていたのだろうか。

デイリー新潮取材班

2021年3月30日掲載

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