貴闘力がYouTubeチャンネルで角界の闇を大暴露 相撲協会は看過できないと反撃開始へ

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 昨年9月にYouTubeチャンネル「貴闘力部屋~相撲再生計画~」を開設した、元関脇の貴闘力(53)。角界の再生を目指し、相撲界のウミを出し尽くすべく、自身がこれまで見聞きした裏話を配信している。ところが、その内容は次第にエスカレート。現役時代さながらの“闘志溢れる動画”が話題を呼んでいるが……。日本相撲協会も「これ以上放置できない」と怒り心頭だとか。

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「貴闘力部屋」の登録者数は17万6000人(3月10日現在)。これまで85本もの動画が配信され、総視聴回数は2250万回に達した。

 例えば、昨年10月には、「【修羅場】仕組まれた露鵬大麻事件。実名暴露!相撲協会をクビになって10年。全てぶちまけます!」を配信。08年、自身の大嶽部屋所属の露鵬と、北の湖部屋の白露山が、抜き打ち検査により大麻陽性反応が出たこと。この3日前に、力士20人ほどで大麻パーティーが行われていたのに、なぜ2人だけが罪に問われたのか、と疑問を呈し、こう断言した。

貴闘力:相撲協会の理事長だった北の湖を失脚させたいと考えていた者たちによる陰謀だ。結局、そのおかげで、北の湖理事長は理事を降りた。大鵬親方は責任を取って、博物館館長を辞めさせられた。

 当初、貴闘力の1人語りだったが、ゲストとの対談形式が増えてくると過激さを増した。出色だったのが昨年11月に配信された元横綱の2代目若乃花(元間垣親方[67])との対談だった。

黒幕は尾車親方

 貴闘力は、若乃花がいる大阪の老人ホームを訪ねた。痩せた元横綱に往時の面影はなかったが、相撲協会の闇について力強く語った。曰く、

●当時、切符の横流しがあった。
●その責任者である尾車親方(元大関・琴風、相撲協会理事)は見て見ぬ振り。
●相撲協会は八角理事長(元横綱・北勝海)がトップと思われているが、ウラの理事長は尾車親方。

 元横綱の言葉であるだけに重い。2回に分けた動画は、合わせて260万回以上の視聴数があった。

 さらに最近では、不祥事が出たらすぐにふたをしてしまう相撲協会の体質が問題とし、返す刀で「八角理事長は八百長で、大関、横綱になった」とまで言い出した。ここまで言われて、日本相撲協会は放っておくのだろうか。

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