女子アナとの「W不倫」で辞任 静岡新聞社長が社員に送った往生際の悪い「謝罪文」

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

「やったことも、その後の対応も、すべてが情けないです……」。こう語るのは、静岡新聞社の現役社員である。“ダブル不倫”をフライデーされ、日本中に赤っ恥をさらした静岡新聞社のオーナー社長が、ようやく辞任した。だがこの御仁、最後まで地位に固執し、見苦しい言い訳を繰り返していた。

 ***

 衝撃の写真が世に出たのは、3月4日だった。「FRIDAYデジタル」は、静岡新聞社と静岡放送の社長を務める大石剛氏(51)が、同局の女子アナ(40)と白昼堂々手つなぎデートしたうえ、密会用マンションで一夜を過ごした様子を写真入りで報じた。

 二人とも既婚者で子供がいる上での“ダブル不倫”。大石氏の豪胆な遊びっぷりもさることながら、同誌に直撃された際の居直りぶりも話題を呼んだ。

「ごめんね。他の女性もいるんだけど。残念だな。他にも見てくれる?」
「撮るんなら1ヶ月くらい見てくんない? ○○(女子アナの名前)以外にいっぱい女がいるからね。俺、そこそこモテるのよ」

 このように、およそ公共性の高い企業のトップとは思えない暴言を吐いたのである。

 静岡新聞社の現役社員が嘆息する。

「さもありなんでしたね。あの人は社会性などカケラも持ち合わせていないのです。地元の有力者が集まるような会合にも、平気でジーパンと黒シャツで現れるくらいでした。創業者の孫というだけで9年前に42歳の若さで新聞社の社長に就任し、さらに5年後には系列の放送社社長まで兼任。さして苦労もせずに地元のメディア王として君臨し、社内では誰も意見すらできない存在になってしまいました」

リークしたのは「放送」と疑っていた大石氏

 FRIDAYデジタルが既に報じているが、社外からこの件の問い合わせが来た時、社員に“アパートは社長が社業に関する考えを整理するために借りていた場所”などと答えるよう指示する「想定Q&A」ペーパーが配布されたことも、

「事実です。みんな呆れてまともに取り合いませんでしたがね。もっとも、会社が想定した通り、どこに取材に出かけてもこの話題を持ちかけられました」(同)

 だが、そんなことよりも大石氏ならびに会社が一番に想定すべきだったことは、このような不祥事を起こしてしまった以上、辞任が不可避という現実だった。だが、FRIDAY発売直後、大石氏は静岡放送社については辞意を表明しながら、静岡新聞社については言及せず、続投する構えを見せたという。

「社長は社内幹部たちが集まる中、『新聞のほうは続けたい』と伝えたそうです。情けないのは幹部たちで、誰も引導を渡そうともしなかった。社長は静岡放送関係者からリークがあったと思い込んでいて、放送社に勤務する社員たちに疑心暗鬼になっていたようです。一方、新聞のほうは長く勤務していたので、こっちは味方になってくれると思い込んでいたんだとか」(放送中堅社員)

次ページ:結果として皆様の誤解や疑いを招いた

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。