加藤浩次、TBS「2番組」終了で判明した吉本との関係 今頃回ってきた反乱のツケ

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加藤の2番組が同時終了

「同時に、TBSは日曜深夜のサッカー情報番組『スーパーサッカー』の終了も発表しました。こちらのMCも加藤で、サッカー好きの彼は01年から20年にわたり継続してきました。固定ファンがいる人気番組ですが、TBSのコメントは『長きにわたって貢献していただきましたが、総合的な判断ということで……』と、『この差って』と同様でした」

 加藤MCの番組が2つも同時に終了することを不可解に思う業界人は少なくない。彼は昨年末から、各局の特番MCを務めるほど引っ張りだこだからだ。具体的には以下の通り。

●12月28日「芸人報道 1時間SP」日本テレビ
●1月2日 「一般人、全員笑わせたら勝ち PIKOOOON!」フジテレビ
●2月11日「忌憚ナク蔵の満足度調査」テレビ朝日
●2月19日「快答!50面SHOW」TBS

「だからこそ、見えない大きな力が働いているのではないかと言われているのです。『この差って』が終了するのは、今春スタートする朝の情報番組『ラヴィット!』と大きな関係があるようです」

「グッとラック!」の後継番組「ラヴィット!」は、麒麟の川島明がMCを務めることが発表されているが、それがなぜ?

「川島をMCに決定するに当たり、TBSは吉本興業に大きな借りを作りました。そもそもは昨年10月、『グッとラック!』のテコ入れで、多忙なロンブー田村淳のスケジュールを空けて、メインコメンテーターとして起用したにもかかわらず、番組はわずか半年で終了することになりました。吉本としては顔に泥を塗られたようなもの。TBSは新番組に淳を使おうとしたものの断られ、ようやく決まったのが川島でした」

 なぜそこまでして……。

「裏番組『スッキリ』(日テレ)のMCが加藤だからです。19年、宮迫博之や田村亮など複数の吉本芸人の闇営業問題が発覚した際、彼は自身が所属する吉本への不信感から、経営陣に対し声を大にして批判しました。『今の経営陣が変わらないなら、僕は吉本を辞める』と公然と非難した。“加藤の乱”と呼ばれるほど、会社を口撃し、吉本のイメージは悪化しました。加藤は吉本と話し合いもしましたが、結局溝が埋まることはないまま、個人事務所・加藤タクシーを立ち上げ、吉本を離れた」

 吉本の経営陣も変わらなかった。

「経営陣にとって、今や加藤は“目の上のたんこぶ”でしかないのです。だからこそ、『スッキリ』のウラ番組に所属タレントを送り込んだようなんです。実際、TBSにおいて、吉本の発言力が強まっていることは、4月以降の編成を見れば明らかです」

 現在、加藤がMCを務める「この差って」の19時台の枠を、4月以降の編成を比べてみよう。

 4月以降、TBSの19時台からは加藤や有田哲平、爆笑問題など、吉本以外のMCはいなくなり、月曜から日曜まで全て吉本芸人が絡むことに……。

「大手事務所を離れるリスクって大きいんですよ。元SMAPの3人が独立した後、彼らのレギュラー番組が徐々になくなっていったのを覚えているでしょう。公正取引委員会が乗りだしてジャニーズ事務所に注意するまで発展しました。もちろんジャニーズは、彼らを出演させないよう圧力などかけていないと否定。実際は、テレビ局側が忖度した部分が大きいでしょう」

 現在、加藤のレギュラー番組は「スッキリ」以外に「人生最高レストラン」(TBS)や「がっちりマンデー!!」(TBS)がある。いずれもTBSである。

「番組スタッフとすれば、視聴率が悪くて打ち切りになるのならともかく、視聴率の良かった番組がなくなるのは納得がいかないでしょう。ところが、MC加藤が番組終了の最大の理由ということになれば、スタッフは逃げ出す可能性もある。加藤は前途多難であることは間違いないでしょう」

デイリー新潮取材班

2021年2月26日掲載

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