「嵐・松本潤」は5人目で史上最年長! 「ジャニーズとNHK大河主演」の不思議な関係

エンタメ 芸能 2021年1月28日掲載

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なぜこのタイミングで?

 2020年いっぱいで活動を休止した嵐の松本潤が、2023年の大河ドラマ「どうする家康」の主演を務めることが発表された。ジャニーズ事務所所属の俳優が大河ドラマの主演を務めるのは松本で5人目。『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)の著書があり、ジャニーズドラマ・ウォッチャーでもある霜田明寛氏が「大河ドラマとジャニーズ」について解説する。

 ジャニーズ事務所所属の俳優で大河ドラマの主演を務めたのはこれまで、東山紀之、香取慎吾(当時)、滝沢秀明、岡田准一の4名で、松本潤が5人目となる。

 以下に、これまでの主演作品と、放送開始当時の年齢を挙げる。

1993年「琉球の風」(東山紀之・26歳)
2004年「新選組!」(香取慎吾・26歳)
2005年「義経」(滝沢秀明・22歳)
2014年「軍師官兵衛」(岡田准一・33歳)

 一方、初めてドラマで単独主演を担ってからの年数で数えてみると以下のようになる。

東山紀之:1987年「荒野のテレビマン」から6年
香取慎吾:1996年「透明人間」から8年
滝沢秀明:1995年「木曜の怪談」から10年
岡田准一:2002年「木更津キャッツアイ」から12年

 主演級俳優になってからだいたい6年~12年ほどで大河ドラマ主演を果たしている傾向があるのがわかる、遅くとも33歳までに。

 対して松本潤は2001年に「金田一少年の事件簿」で連続ドラマ初主演を果たしてから、2023年で22年の時が経つ。

 年齢も、松本は放送中に40歳を迎えることになり、ジャニーズ史上最年長の大河主演だ。

 これまでの例を振り返ると、大河ドラマ主演は、主演級になって10年ほど経ち、主演が定着してきた彼らのさらなるステップアップの意味も大きい。

 そう考えると、もう十分に国民的アイドルとして認知を得ている松本にとって、かなり遅れてやってきた主演にも思える。

 なぜ、松本潤はこのタイミングでの大河ドラマ主演に踏み切ったのだろうか。

「嵐の転機」とは

 大河ドラマ主演というのは、大きな“名誉職”ではあるが、民放のドラマと比べて、撮影期間も長く、長い間、拘束される。

 グループアイドルとして活動する彼らにとって、大きな時間的負担であることは間違いない。

 事実、SMAPもV6も基本的に年1回ペースでライブツアーをおこなっていたが、香取慎吾の大河ドラマ放送中の2004年はSMAPのツアーが、岡田准一が主演した2014年はV6のツアーが開催されていない。

 レギュラー番組も複数あり、ライブツアーの演出を自ら担うなど、嵐としての活動に力を入れていた松本潤にとって、嵐の活動中は、もしオファーが来ても考えにくいものだっただろう。

 実際、昨年11月の活動休止前にきたオファーも保留していたといい、本人もコメントしている通り「嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている」タイミングだからこそ、快諾したといえるだろう。

 そもそも松本潤のブレイクに繋がったと言えるのは役者業だ。

 高視聴率を獲得した「ごくせん」(2002年)や「花より男子」(2005年)での俺様キャラは、一気に女性の心を掴んだ。

 ちなみに櫻井翔は「嵐の転機」を聞かれて「松潤が『花より男子』に出たとき」と答えているほど(*1)。

 たしかに「花より男子2」が人気を博した2007年、嵐は一気にブレイクを果たしている。

 松本潤の役者としての2度目の転機が、嵐の再びの転機になる可能性もあるだろう。

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