ハライチ「岩井」が渡部建会見で持論、「変人キャラ」3人衆の人気がジワリ上昇中

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あだ名は「サイコ」

 玄人受けの芸風であるのは事実だろうが、テレビ業界にとって欠かせない芸人だ。

「“偏屈”というイメージを持つ視聴者もいるかもしれませんが、お笑いの見巧者や芸人仲間には一目置かれるという芸人です。

 具体的にはハライチの岩井さんに加え、『平成ノブシコブシ』の徳井健太さん(40)、『宮下草薙』の宮下兼史鷹さん(30)の名前が浮かびます。彼らこそ“変人芸人”の三羽ガラスというところでしょうか」(同・スタッフ)

 その徳井だが、そもそもあだ名が「サイコ」だ。依存症を疑われてもおかしくないギャンブルへののめり込み、アイドルへの偏愛、ストーカーだった過去を持つなど、これまでにも様々な話題を提供してきた。

「理解不能な言動が多かったことで『サイコ』でしたが、そんな“危険人物”が『アメトーーク!』(テレビ朝日系列・木・23:15)でバラエティ番組や芸人の凄さ、面白さを語り出すと、芸人仲間でさえ唸らせてしまいます。

 空気を読まずに毒を吐いたとしても、持論は的確ですし、何よりも番組が盛り上がります。彼は最近、文筆でも才能を発揮しています。“変人の毒舌キャラ”として、じわじわ人気も出てきました」

草薙より変人!?

 そして三羽ガラスの最後が宮下兼史鷹。下の名前を読めない方もおられるだろう。「けんしょう」が正解だ。

「宮下草薙」の漫才といえば、相方の草薙航基(29)が自身に関するネガティブな妄想を炸裂させ、それを宮下が冷静にツッコミを入れるのが定番のネタだ。

 漫才を見る限りは、草薙のほうが“人間失格”的なイメージがある。実像も極度の人見知りであり、実際に心配性なのだという。

 一方の宮下だが、母親が元キャバ嬢で、うつ病に罹患したエピソードが有名だ。お笑いの世界で稼いで、母親に楽をさせたいという殊勝な発言がテレビで放送されたこともある。

 まともではない草薙、まともな宮下というのが一般的な印象なのだが、現実の世界で“変人度”が高いのは、むしろ宮下だという。

「ファンなら知っている人は多いでしょうが、売れない頃の宮下さんは、『放送作家のダメ出しにも食ってかかった』、『俺のネタで笑わない奴はセンスがないと公言していた』というエピソードを残しているほど、実は尖ったタイプだったんです。

 そんな宮下さんは今年1月、『アメトーーク!』で、お笑いコンビ『三四郎』の小宮浩信さん(37)に食ってかかり、あわや一触即発という事態になって、注目を集めました。

 また6月には『クイズ!THE違和感』(TBS系列・月・20:00)では周囲の出演者のことなど全く忖度せず、ひたすら正解を目指して、こちらも反響がありました。

 まだまだ世間一般的には草薙さんが人気ですが、宮下さんもブレイクの兆しを掴んだ印象があります。来年には変人キャラで大化けしてもおかしくないと思います」

週刊新潮WEB取材班

2020年12月23日掲載

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