別荘に女性を埋めた保育士、女児にわいせつの“余罪” マッチングアプリで女性漁りの痕跡も

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 35歳の女性を殺めたのは29歳の保育士だった。男は、自身の祖父が所有する別荘の敷地に遺体を埋めたあとも“獲物”を物色し、保育施設に出勤していたという。

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 今年9月下旬から行方不明だった東京都豊島区の富塚沙織さん。大手銀行系消費者金融会社で事務の仕事をしていた彼女は、12月5日、栃木県那須町の山中で遺体となって発見された。翌日、富塚さん宅からわずか700メートルほどの場所に住む佐藤喜人(よしと)が、死体遺棄容疑で逮捕される。

「犯行は9月下旬。佐藤は、“女性と面識はなかった”“金を奪おうと部屋に侵入したが、抵抗され、首を絞めて殺した”と、モノ盗りが動機だと供述している」

 と、社会部記者。

「しかし警察は、過去にも佐藤が女性に対する猥褻行為で問題を起こしていることも重視しています。富塚さんが服を着ていない状態で見つかったことや、付近の防犯カメラで、富塚さんを尾(つ)ける佐藤の姿も確認していることから、殺人容疑はもちろん、性犯罪も視野に捜査を進めていますね」

 警視庁の関係者が後を受ける。

「11月末のことです。豊島区に隣接する新宿区内の小学生女児が、学校帰りに男に追いかけられる事案がありました。女児の家の前まで来たとき、男は身体を触って逃げた。それを聞いたご家族は警察に相談し、被害届を出しました。調べたところ、男は佐藤だったのです。ご家族にそれを伝えたら恐怖で慄(おのの)き、とても驚かれたと聞いています」

 佐藤には、富塚さんを手にかけたあと、逮捕直前まで女性や女児を物色していた“余罪”があるのだ。

 そればかりか、佐藤が登録していた出会い系のマッチングアプリを覗くと、こちらも逮捕前まで女性を漁っていたフシがある。

犯行後も出勤

 女性とのやりとりの詳細は不明ながら、彼は、初回デート費用は〈男性が全て払う〉とアピールし、離婚経験アリで子どももいると“自己申告”。趣味は旅行で、曰く、〈那須には0歳の時から毎年行っています。自然豊かな那須は最高です〉。

 これが事実ならば、彼は勝手知ったる祖父の別荘に遺体を埋めたことになる。社会部記者が言う。

「埼玉県内に暮らす佐藤の祖父は、かつて、都内で会社を経営していました。佐藤の両親は十数年前に離婚し、いまは母親が豊島区内で佐藤と2人暮らし。この母親は祖父の会社で働いているようです。佐藤自身は埼玉県内で育ちました。2013年に福祉系の専門学校を卒(お)え、14年から昨年ごろまで、埼玉県内の特別養護老人ホームに介護士として勤務していました」

 そして昨夏から、豊島区内の認可保育園で保育士として働きはじめたのだが、先の警視庁関係者によれば、

「容疑者はそんな生活の裏で凶行に及んだだけでなく、犯行後も街中やネットを徘徊して女性を漁り回っていた。ふだん通り認可保育園にも出勤していたわけです。捜査幹部には“取り調べでも嘘ばかりつくし、とにかく自分本位のわがままな坊ちゃんという印象”と怒りを露わにする者もいます」

 佐藤はどんな保育士だったのか、親族に聞いた。

「一緒に暮らしていたわけではないから、よく分からない。こちらが言うことはありません。保育士も、本人が好きでなったんだから、私がどうこう言うことではないですし……。警察の方と一緒にご遺体を見てきました。どれだけ謝っても、謝りきれません」

“余罪”を含め、親族が知らない顔はまだまだありそうだ。

週刊新潮 2020年12月17日号掲載

ワイド特集「戦いのゴングは鳴った」より

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