神戸6歳女児「わいせつ殺害犯」が死刑破棄…「裁判員裁判は何のため?」遺族語る

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「何のために裁判員裁判をしたのか」。最高裁の決定後に出された遺族のコメントが全てを物語る。一審の死刑判決を破棄し、無期懲役とした二審判決が確定する「神戸女児殺害事件」。同様のケースが相次いでおり、識者からは「裁判員制度の否定」との声も上がる。

 今年は裁判員制度が始まって10年という節目の年である。この制度の主たる目的は、一般人が裁判に関わることにより、その内容に「社会常識」を反映させること。硬直化した裁判所に「常識の風」を吹かせよう、というわけで、最近、性犯罪が厳罰化される傾向にあるのはその「風」の一つと言えよう。...

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