「氷室京介」生みの親の転落人生 覚醒剤使用で逮捕、不動産取引で提訴され

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番組が取り上げなかった“案件”

 元音楽プロデューサーで、リンドバーグやBOOWYの生みの親でもある月光恵亮(つきみつけいすけ)氏(68)。かつて700億円を稼ぎ出したといわれる月光氏は、現在狭いアパートで年金暮らしを送っている。その転落人生はフジテレビ系「ザ・ノンフィクション」でも取り上げられたが、番組では月光氏が不動産取引に絡んで提訴されていることには触れられなかった。

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 月光氏は26歳で音楽プロダクション「ビーイング」を設立して副社長に就任すると、BOOWYやリンドバーグ、シャ乱Qなど、90年代を代表するアーティストを手掛けた。その後、32歳で独立して自分の芸能プロダクションを設立。最盛期には、東京・恵比寿に30億円の自社ビルを持つほどの大成功を収めた。

 が、2000年代に入るとバンドブームは終わり、会社は赤字を垂れ流すようになった。負債を穴埋めするためにビルを手放し、楽曲の権利も全て売り払ったが、それでも8億円の借金が残ったという。

 決定的だったのは、2017年6月、覚醒剤使用による逮捕だった。判決は懲役1年6カ月、執行猶予3年だった。冒頭で紹介した「ザ・ノンフィクション」ではデジタルアート作家として再起を図る月光氏の様子が紹介されたが、月光氏は番組では紹介されなかった、ある“案件”に関わっていた。東京・渋谷で行われた不動産取引に関与し、執行猶予中の身でありながら提訴され、被告となっていたのだ。

 有料版では、月光氏らを提訴した男性の証言を紹介。月光氏が手を染めた怪しげな不動産取引の全内幕について詳報する。

週刊新潮 2020年12月3日号掲載

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