深キョンのコスプレ絶賛、「ルパンの娘」視聴率はイマイチでもフジテレビが映画化する理由

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映画版は大ヒット

 しかも深田の場合、ある種の“セクシー路線”を歩みながらも、若い女性からの好感度も高いというセールスポイントがある。

「スポンサー企業にとっては、喉から手が出るほど欲しい“若い男女”の人気を持っているので、CMなどの営業成績が好調になるのです」(同)

 フジテレビは「ルパンの娘」の映画化も視野に入れているという。「視聴率が悪いのに!?」と驚く向きもあるだろうが、フジにはプランがあるようだ。

「フジテレビは『コンフィデンスマンJP』(18年4月~6月)の成功を受けて、“柳の下の泥鰌”を狙っているんです。

 テレビドラマの時から、内容や演出は高い評価を受けていましたが、平均視聴率は8・9%と、それほど振るいませんでした。ところが、これを映画化すると大ヒットしたのです」

 映画版は第1作「コンフィデンスマンJP―ロマンス編―」(田中亮監督:東宝配給)が19年5月に公開され、興行収入は29億7000万円に達した。

 第2作の「コンフィデンスマンJP―プリンセス編―」(同)は新型コロナの影響で5月の公開が7月となったが、8月下旬の段階で興行収入は30億円を超えた。

フジはやる気満々

 この数年、フジテレビはテレビの視聴率が振るわないため、映画に力を入れているのはご承知の通りだ。

 しかし前出の関係者は「さすがに『コンフィデンスマンJP』レベルの成功を収めるのは、なかなか難しいでしょう」と見る。

「正直言って、長澤まさみさん(33)と深田さんでは芝居のレベルが違います。興行収入が10億円に届けば御の字で、大コケするリスクも孕んでいます」

 とはいえ、フジテレビはやる気満々のようで、出演者のスケジュールは仮押さえしたという。

「テレビに比べると規制が緩いですから、スタッフは『深田さんのコスチュームを露出度高めにリニューアルして、ヒットを勝ち取ろう』と意気込んでいるようです」

 深田は、映画版「ヤッターマン」(三池崇史監督:松竹配給)でドロンジョ役を演じて話題になったことがある。こちらもセクシーなコスチュームが注目を集め、興行収入も31億円を超えた。

「ルパンの娘」の公式サイトにはファンのメッセージを掲載する「メッセージ」のコーナーがあり、《絶対に、映画化すべきです》という声が目を惹く。

 映画化の準備は相当に進んでいるようだが、果たして1800円の入場料金を取るだけの作品になるのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2020年10月24日掲載

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