「総理補佐官」就任の共同通信・柿崎氏 詐欺師と“交遊”の過去

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 順風満帆な滑り出しにも見える菅政権。ワキを固める首相補佐官には、マスコミ出身者を充てることとなったのだが……。

「就任するのは共同通信前論説副委員長の柿崎明二(めいじ)氏。総理と同じ秋田出身の59歳で大抜擢です」(政治部記者)

 しかし、その柿崎氏に、ある“脛(すね)の傷”が取り沙汰されているのだという。

 鍵になるのは、2008年末の本誌(「週刊新潮」)記事。自民党議員の事務所などを渡り歩いていた神武幸(じんたけゆき)という政策秘書が“国会議員秘書”の肩書を使って2億円もの投資詐欺を働いていたと報じたもので、10年2月、神は、警視庁に逮捕された。

「彼は、永田町の同僚秘書からカネを募っただけでなく、銀座のクラブ嬢も標的にした。夜な夜な銀座で豪遊していた神に騙されて金をとられ、泣き寝入りしたクラブ嬢もたくさんいました」(事情通)

 彼女らが神を信じたのは、秘書の名刺と金遣いの豪快さ、華麗な人脈のせい。

「官僚や金融関係者、それにマスコミ関係者を招いては豪勢な飲み会を頻繁に開いていました。当時、共同通信の政治部記者として一線で取材していた柿崎氏は、そんな神と昵懇の仲だったんです」(同)

 実際、神と柿崎氏の姿は、夜の銀座でもよく目撃されていたという。

「超高級クラブで飲んでも支払いは必ず神が持っていた。柿崎氏は“記者倫理に照らして接待相当額は返している”と周囲に主張なさっていたようですが」(同)

 目玉人事に思わぬケチ。

週刊新潮 2020年10月8日号掲載

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