猛暑で電力不足の心配は? 東京電力に聞いてみた

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 今年も残暑が厳しい。8月は気温35度を超える猛暑日が東京では過去最多の11日間。熱中症による死者も22日までに170人にのぼり、過去最多を数えた。

 連日テレビで「エアコンをつけましょう」「寝る時も切らずに」と喧(かまびす)しいが、電力は足りているのか。

「大前提として電力消費量は減っています。原発事故以来、節電の意識が定着し、照明のLED化や家電製品の省電力化が大幅に進んでいることも大きいです」

 と説明するのは東京電力。確かに東電管内の夏の最大電力(最も電力が使われた時間帯の使用電力)は2001年が6430万キロワットだったのに対し、11年以降は2割ほど減少、5千万キロワットから5600万キロワット程度にとどまっている。...

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