「わたナギ」で注目の高橋メアリージュン バラエティから映画まで重宝される理由

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「私の家政夫ナギサさん」(TBS)の第6話(8月11日放送)の視聴率は16・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と、後半に入って右肩上がりに数字を伸ばしている。主演の多部未華子はじめ、大森南朋、趣里、眞栄田郷敦などクセのある役者が並ぶ中、ひときわ目立つのがフィリピンハーフの高橋メアリージュン(32)である。

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 民放プロデューサーも舌を巻く。

「『わたナギ』が放送されている火曜ドラマ枠は、これまでも『逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ』(16年10月期)、『ぎぼむす(義母と娘のブルース)』(19年7月期)、『恋つづ(恋はつづくよどこまでも)』といったヒットドラマがありましたが、いずれもシリーズ中盤から視聴率が上がり出す“右肩上がり現象”が特徴です。『わたナギ』は本来4月ドラマでしたが、コロナで7月7日スタートとなりました。初回視聴率は14・2%の好発進でしたが、4月ドラマが揃って始まった頃だったので、ご祝儀程度と思っていました。案の定、第2話は12・8%、第3話は12・7%、第4話は12・4%と下げましたからね。しかし、第5話で14・4%と盛り返し、6話で16・0%に。実はこの伸び方、先ほど挙げた『逃げ恥』や『ぎぼむす』『恋つづ』を上回る上がり方なんです。このまま行くと、最終回では20%超えもあり得ますね」

「半沢」を超える勢い

 言うまでもないが、「半沢直樹」(TBS)は視聴率20%以上を出し続けている、今シーズン最大のヒットドラマだ。このままいけば「わたナギ」が肉薄するという声も。

「いずれにせよ、キャリアウーマンが家政夫に振り回されるハートフルラブコメディで、これだけの数字を取っているのは大したもの。『半沢』のキャスティングも濃いですが、『わたナギ』も負けていません。昨年は『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日)で暴言吐きまくりのパワハラドクターを演じた大森南朋など『半沢』に出ていてもおかしくないほどですが、他にも水谷豊の娘の趣里、8月7日に山本美月と結婚したばかりの瀬戸康史など話題性がある。中でも光っているのが高橋メアリージュンでしょう」(同)

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