「猫ひろし」は東京で1日30キロ走る日々 カンボジア代表で東京五輪出場の夢を語る

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7月にCDをリリース

「今、一番望むこと」を質問させてもらうと、「無事に東京五輪が開かれてほしいです」と即答した。

「カンボジアの代表選手として出場することが目標ですが、もし夢が叶わなくても、カンボジア陸連のスタッフとしてお手伝いできればと思っています。リオ五輪の体験は一生の宝物で、本当に素晴らしい体験でした。自分自身が夢を叶えたという高揚感でいっぱいでしたし、仲間や他国の選手たちとの交流も夢のようでした。ちょうど39歳の誕生日を選手村で迎えたんです。顔が老けているので、外国の選手やスタッフから英語で『あなたはコーチか?』と聞かれることが本当に多くて、僕も英語で『ノー』と答えてばかりでしたけど(笑)。そんなことでも鮮明な記憶として残っています」

 それでも、次第に日常も戻りつつある。イベント出演の依頼が増えているほか、7月29日にはCD「ネコネコニャーゴ~猫ひろし第1体操~」をリリースした。

「マラソン大会にゲストで参加させてもらうと、走る前に全員で準備運動をすることが多いんです。洋楽が流れて、インストラクターの人がダンスっぽく踊ったりするんですけど、それを見ているうちに『自分で作ったらどうだろう』と考えたんです。提案すると企画が通って、一緒に仕事をしたことがあった中村ピアノさん(40)に曲を書いてもらって、ラッキィ池田さん(60)に振り付けを考えてもらいました」

 7月29日の発売はコロナ禍以前に決定していたのだが、変更することはなかったという。

「コロナ禍で気分が落ち込むことも多いと思います。そんな時こそ、体を動かして元気を出してほしいですね。中村さんの曲も、ラッキィさんの振り付けも、本当に素晴らしいです。YouTubeの生配信でも動画を披露したんですが、コロナに負けないよう、地道に広めていきたいです」

週刊新潮WEB取材班

2020年8月18日掲載

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