プロ3年目「清宮幸太郎」がパッとしない 張本勲氏が指摘する打撃フォームの欠陥

スポーツ 野球 2020年8月7日掲載

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もって生まれた悪い癖

 なぜ、こんなバッティングフォームをするようになったのか。

「もって生まれた悪い癖ですね。本人が納得しないと、この癖は直せないでしょう。今までこのフォームで打ってきたのだから、それを変えると打てなくなるのではないかという不安がある。最近は本当に選手のことを考えて、真剣に教えるコーチは少なくなりましたね。もしかしたら、問題があるフォームだと思っても、黙って見ているだけなんじゃないですか。右足を前に出し、ステップを狭くしろと指導して、本人に間違いを気づかせてやれば、1カ月間のキャンプで矯正できますよ」(同)

 先に説明した通り、清宮はプロ入り以来、怪我が多い。手術も2回行っている。

「怪我が多いというのは、やはりおかしなバッティングフォームと関係していますね。右肘を痛めたのは、不自然なスイングで右肘に負荷がかかったのでしょう。それから、自己管理が徹底してなかったのではないか。清宮は裕福な家庭に育ったので、ハングリー精神に欠けているところがある。ちゃんと練習をやったのでしょうか。走り込みが基本ですが、これが一番しんどい。でも、それをやらないと、プロの世界では生き残れません」(同)

 清宮の同期で、ヤクルトの村上宗隆は、昨季はフル出場して36本塁打を放ち、打点96と高卒2年目の最多記録を塗り替え新人王になった。今季はソフトバンクに移籍したバレンティンに代わり、4番に定着して大活躍している。

 同じく同期で、ロッテの安田尚憲は、昨季は2軍暮らしが長かったが、今季は1軍に定着して、7月21日の西武戦から4番を任されている。

「清宮は、ヤクルトの村上のように活躍してほしかったですね。ロッテの安田は、まだ完全ではないけれど、だいぶ良くなってきました。清宮は、今のバッティングフォームを変えない限り、あと2、3年で駄目になるかもしれません。今、日本ハムの選手から栗山英樹監督に批判の声が上がっています。『なぜ2割打てない選手を使うんだ』って若手から不満が出ているのです。それで最近は、清宮を使わなくなった。もったいないですね。これまで、素質があるのに何十、何百の選手が消えていきました。清宮にはその一人になってほしくはないのですが……」(同)

週刊新潮WEB取材班

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