韓国のパクリ文化は日本のブランド名すら模倣する…WARAWARAにダサソー

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筆者が遭遇した「辛口」「上撰」の使用差し止めのてん末

 リーガルコーポレーションは17年1月、韓国で「REGAL」ブランドの靴を製造販売する金剛製靴を不正競争防止法違反と著作権侵害でソウル地裁に訴えた。1年に及ぶ訴訟の末、ソウル地裁は金剛社の商標は合法だとして、リーガルコーポレーションの請求を棄却した。

 リーガルコーポレーションは、61年に米国メーカーとライセンス契約を締結して日本国内でリーガルブランドの革靴の生産を開始し、90年に米国など3カ国を除く商標権を取得した。もちろん韓国も含まれる。

 リーガル社は1971年から一部商品の製造を金剛製靴に委託したが、その金剛製靴は82年に「REGAL」の商標を無断で登録し、リーガル社と金剛社の取引が終了した後も、リーガルブランドの製造と販売を続けてきた。

 もっとも、実は近年、日本ブランドの商標侵害はほとんどなくなっている。2012年の日本酒商標問題を機にジェトロ(日本貿易振興機構)・ソウル事務所が監視体制を構築したことが大きい。

 2012年3月、日本酒輸入大手の日本酒コリアが同業ライバルに対し、日本酒コリア社が商標権を有する「辛口」や「上撰」など、日本では絶対に登録されることがない日本酒用語の使用差し止めを要求した。

 内容証明を受け取った輸入会社は、業界最大手の全日本酒類に泣きついた。私ごとで恐縮だが、筆者は全日本酒類の社長から協力を依頼され、ジェトロ・ソウルに持ち込んだ。全日本酒類は包囲網を構築。日本酒コリアおよび同社と親しい企業を除くすべての日本酒輸入会社が集まった。ジェトロ・ソウルは日本の本部と協議した。

 ジェトロ本部との協議が終わるまでマスコミには伏せることにしたが、どこから話を聞きつけたのか当時の朝日新聞ソウル支局長から筆者に電話が入り、朝日新聞ソウル支局が日本国内で報道を展開した。

 商標事件の報道が拡大し、日本酒コリアは白旗を上げた。ジェトロ・ソウルに訴えを取り下げると申し入れて決着した。

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