次期総裁候補「石破」「岸田」がパーティーで遭遇 両者がとった行動は

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 コロナウイルスの感染が再び拡がる中、今月16日に派閥のパーティーを強行した志公会こと麻生派の領袖・麻生太郎副総理(79)。

 ホテルニューオータニの大宴会場を三つ全て借り切った盛大な会だったが、3密も恐れるに足りずで、

「入場前に全ての参加者に検温、連絡先の記帳をさせ、受付には看護師が待機してましたね。プラカードを持った係員が、評判の悪い新型コロナ接触確認アプリ『COCOA』のインストールをちゃっかり促して回っていました」(政治部記者)

 当の麻生氏は、終始ご機嫌。しかし、

「来賓席に座る岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長は硬い表情で、麻生さんの笑顔とは対照的でした」

 と、参加者の一人。

「岸田さんのすぐ後ろに石破さんが着席していたのですが、他の参加者たちが談笑する中、次期総裁選の筆頭候補である二人は話すどころか目も合わせない。パーティーは飲食なしの着席形式で、逃げ場を失った二人は所在なげでしたね」

 終盤にはこんなアクシデントも。

「麻生さんのスピーチ後、安倍総理がビデオメッセージを寄せ、さらに二階幹事長も挨拶。その後、来賓が壇上に登ったのですが、石破さんは直前に逃げるように帰ってしまった。司会の松本純衆院議員も“水月会会長の石破……あっ帰ってしまわれたようです”と慌てて言い繕っていました」

 石破氏もいささか大人げないが、岸田氏にとってはライバルに水をあけるまたとないチャンスである。

 ところが、

「岸田さんは“自民党の数ある政策集団を代表して”とこの上ない枕詞をつけられて壇上に立ったのですが、話下手は相変わらず。“素晴らしいパーティーで、うちの派閥がパーティーをやる際にも参考にさせてもらいたい”と中味のないスピーチに、椅子から落ちそうになりましたよ」

 先が思いやられること。

週刊新潮 2020年7月30日号掲載

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