解散「石原プロ」25億円の行方 裕次郎夫人が養子縁組した「甥っ子」の存在が…

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25億円の配分で揉める可能性

 まき子夫人の年齢を考えれば、裕次郎の遺産を受け継ぐ「後継ぎ」を欲したとしても何の不思議もない。だが、関係者の一部から今後を心配する声が上がっているのもまた事実である。その背景には、石原プロ解散の際、配分方法について揉める可能性が指摘されている多額の「利益積立金」の存在がある。

 民間調査会社の調査によると、8年前の12年12月末の時点で石原プロには利益積立金、いわゆる「内部留保」が約25億円ある。その後、金額は変動している可能性があるものの、

「会社を解散して清算する際、内部留保などの会社の財産を誰にどれだけ配分するかは株主総会や役員会で決めることができます。まず従業員の退職金を支払い、その残りを株主で分ける方法が一般的です」(税理士の浦野広明氏)

 石原プロの株はまき子夫人及び所属俳優が所有しているとされるが、

「必ずしも株主だけに配当しなければならないわけではなく、株主総会や役員会で決めたことであれば、会社の業績に貢献した功労者に多く払うこともできます」(同)

 石原プロ関係者の話。

「まき子夫人は邦彦さんに後を継がせるという気持ちが強く、お金を残してあげたいと考えているはずです。一方、所属する俳優陣の中にも自分が貢献した分くらいはもらいたいと考えている人がいて当然でしょうから、内部留保の配分については揉めることが予想されますね」

 もっともこれについて俳優陣をよく知る事情通は、

「いやいや、揉めるなんてことはありません。彼らは『男の軍団』を自負していますから、分配金を欲しがる者は誰一人いないでしょう。まき子さんが心配して必要以上に警戒しているのかもしれませんね」

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