竹内由恵が語った“静岡での新婚生活”、“作家の祖父”、そして“これから…”

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 昨年12月末にアナウンサーとして12年間勤務したテレビ朝日を退社した竹内由恵(34)が、デイリー新潮の単独インタビューに応じ、近況や今後の展望を語った。これからはテレビ界での活動のみならず、ラジオやエッセイの執筆なども視野に入れているという。

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――民放界屈指の人気女性アナだった竹内由恵が、テレ朝を去ってから半年が過ぎた。ただし、本人はフリーのアナウンサーになったとは思っていないし、かといってタレントに転身した気もないという。

「今後、竹内由恵として、どういうことが出来るのか考えているところなんです。改めて自分が何に興味を持ち、何が好きなのかを追求しています。これまではアナウンサーという仕事しか見ていなくて、狭い視野でしか世の中のいろいろな職業を意識できていませんでしたから」

――昨年から今年にかけての竹内は変化の連続だった。まず昨年3月、同学年の一般人男性と結婚。それに伴い、テレ朝退社を決意し、同9月末にキャスターを務めていた「報道ステーション」を卒業。その3カ月後に退社した。現在は結婚相手の仕事の都合で静岡県内に在住する。どう過ごしているのだろう?

「今は家事に追われながらも、会社員時代に比べると毎日のんびり過ごしています。テレビ朝日で働いていたころは、暇な時も何かしていないと不安だったのですが、今はそういう時間も家族(夫)と映画やテレビを観て楽しめるようになりました。気分が軽くなった気がします」

――小中学生の時には父親の仕事の都合で海外暮らしの経験があるものの、日本では東京でしか生活したことがない。初の地方暮らしの気分は?

「今、住んでいるのは街中に近いところですが、それでも車で数十分移動するだけで、緑があったり、湖があったり、海があったりで、とっても自然が豊かなんです。新しい発見があり、楽しんで暮らしています。お魚もお野菜も新鮮でおいしいです」

――東京暮らしとは心持ちも違ってくる?

「最近、ふと気づいたのですが、東京だとハイヒールを履くことが多かったのですけれど、静岡に来てからはほとんど履いていません。出掛ける先がスーパーや大型ショッピングモールで、しかも車で移動しますから、物理的にハイヒールを履かない暮らしになったのですが、心も素になった感じで過ごせています。等身大の生活をしています」

――今年2月からは大手芸能事務所のアミューズに所属し、仕事面でも再スタートを切った。ところが、その矢先に新型コロナ禍が深刻化。ほかの市民と同じく、不自由を強いられたのでは?

「はい。静岡と東京との間を移動できなくなったので、静岡で出来る仕事以外はしていません。家族に迷惑を掛けられないという思いがありました。普段でしたら東京までは新幹線に乗って1時間半くらいで行けるんですけれど。『東京を離れて暮らしていると、こういうこともあるんだ』と思いました」

――それでも5月中旬からはライオンの皮膚薬シリーズ「メソッド」のCMに登場中。CMはこれが初めて。テレビには慣れているとはいえ、CMはやや勝手が違ったのではないだろうか?

「現場でライオンの方が商品の説明を詳しくしてくださって、『この撮影が商品の売り上げに影響するんだ』と思うと、プレッシャーを感じました。テレビの収録にもスポンサーの方がたくさんお見えになりますが、一対一でお会いした上で収録に臨むという形ではありませんでしたので」

――再出発はこれからが本番。テレビ界での仕事に限らず、さまざまなことに挑みたい?

「はい。その一つとして今、インスタグラムで漫画を描いているんです。何でもない内容なのですが、楽しみながら描いています」

――インスタのフォロワー数は約18万2000人にも達し、その中で描かれる漫画も話題になっている。料理本を見ながら料理に励む様子や、テレ朝退社後は曜日感覚がマヒした姿などがユーモラスに描かれている。ほかに考えている挑戦はあるのだろうか?

「ラジオが好きなので、ラジオに挑戦してみたいです。そして、珈琲が好きなので、カフェについての勉強もしています。学生時代から漠然と『海辺にカフェを開きたい』という夢を持ち続けているんです。カフェも含め、ライフスタイルみたいなものを発信できたらいいなぁ、と思っています」

――珈琲の勉強は独学?

「独学での勉強もしていますが、静岡在住でカフェを経営する方にも教えてもらっています。通信講座のユーキャンで珈琲に関する講座も受け始めました。珈琲関係の資格を取るつもりです」

――テレビ界での仕事に対する考え方はどうなのだろう。メーンキャスターや女優のオファーがあったら、どうする?

「そんな、畏れ多いです……。ただ、私は何事も前向きに捉える性格で、いただいた話は何でも『面白そう』と受け止めるんです。これまでの人生もそうで、そこから先には自分が想像もしなかったような展開が待っていました。だから、これからも、どんなお話も前向きに捉えさせていただき、自分のやりたいことなのかどうか照らし合わせたいと思っています」

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