アベノマスクだけじゃなくスマホも withコロナ時代の紫外線除菌「最終兵器」

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その他の除菌グッズ

 万能のように思えるDM-5だが、宅配便の段ボール箱や、スーパーの買い物袋となると、大きさ的に収納するのはちょっと無理(ちなみに、プラスチック製の買い物袋は原則として7/1から全国で有料化される予定です)。

 現在の日本でそこまで徹底している人は少数派かもしれないが、いまなお深刻なコロナ禍の犠牲者が出ている米国などでは、例えばスーパーから帰ってきた後、買い物袋は言うに及ばず、買った個々の食材を洗浄・除菌するまでは決して家の中に入れないという人は珍しくない。日本でも、要介護の高齢者や小さい子供、あるいは妊娠中の方がいるおウチでは、そうした防衛策を取っている人もいるかもしれない。

 そこで、DM-5には収まりきらない「大きな物」を対象とする紫外線除菌グッズを紹介しよう。

 まずは、Yahoo!ショッピングで見つけた「ポータブルUV-C 除菌ライト」(税込9,980円)。

 257・3nmのUV-Cを照射するLEDが6個、ステンレス製のボディに埋め込まれている。ちょうど空港で使われている金属探知機のように、買い物袋や段ボール箱の表面を隈なくなぞるようにして紫外線を照射していくタイプのガジェットだ。2500mAhの内蔵バッテリはUSB type Cケーブルで充電可能であり、完成度は高い。

 しかし、その余りにも完成された美しいデザインから、子供にはスター・ウォーズの「ライトセーバー」に匹敵する魅力的な玩具に見える可能性がある。電源スイッチが二段階構造になっているとはいえ、子供が万が一、青白く光る紫外線に魅せられてしまったらと思うと、ヒヤヒヤする。

 紫外線は人体を損なう威力を有している。皮膚ガンを誘発し、直視すると眼球が傷つくおそれがある。したがって、紫外線保護メガネを装着するだけでなく、肌に照射しないよう、長袖の上着を着るなど、慎重に扱わないといけない。

 だから正直に言って、この「ポータブルUV-C 除菌ライト」は手放しではおすすめできない。あくまでも自己責任で、正しい用法で使いたい。そのことを前提とした上でいうと、製造業者がどこの誰かも分からないような類似製品がAmazonなどに大量に出品されているが、ダントツで美しいデザインなのがこの「ポータブルUV-C 除菌ライト」だ(この製品も無印だけど)。

 例えば玄関の靴箱に隠しておいて、ココぞという時に使いたい(これからの梅雨の季節は、靴の内側を除菌するのもいいかもしれません)。

 それと、もう一つ。Amazonで購入した「紫外線消毒ランプ」(税込4,850円)。

 こちらは、マイクロUSBケーブルで充電するモバイル型除菌ライトという点では同じだが、LEDではなくUV-C蛍光灯を使っており、さらに赤外線センサーを内蔵している。動作中に人が近づくと自動消灯するという触れ込みだ。

 だから、玄関やトイレなどに放置して紫外線を照射しっぱなしにする、いわゆる「空間除菌」のアイテムとしていいかもしれない。

 しかし、実際には、稼働させるまでの手順も複雑で(電源ボタンを長押しした後で2回押しするとか)、使用時には表面の円柱形カバーを回転させて紫外線ランプをむき出しにして使う。面倒くささと若干の不安を感じることもあり、お蔵入り状態になっているのが実情だ…。

 いずれにせよ、紫外線を活用した除菌グッズはたくさん出ている。これまでに紹介したものを含めて、各自の環境で色々と試していくのはいかがだろうか。

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