志村けん、野村克也、YOSHIKI、朝青龍……有名人「ロールス・ロイス秘話」を一挙紹介
角界にも所有者
ロールス・ロイスほどの高級車ともなれば、窃盗犯からも目をつけられるはずだ。
女性週刊誌「週刊女性」(主婦と生活社)の2002年9月10日号は、「元X JAPAN YOSHIKI(36) 高くついたコインパーキング。高級車ロールスロイスがラブホ街で車荒らしに!」の記事を掲載した。ちなみにYOSHIKIは1965年11月の生まれで、現在は54歳になっている。
記事によると、イベントのゲストに呼ばれたYOSHIKIは、愛車のロールス・ロイスを東京都渋谷区円山町のコインパーキングに駐車した。
志村さんと同じように、YOSHIKI本人ではなく、運転手がハンドルを握っていたという。
その運転手が車を離れたわずか数十分の間に、後部座席の窓ガラスを割り、内鍵を開けて車内のものを盗んだようだ。
財布、クレジットカード、腕時計など被害額は500万円。何よりも新曲のレコーディング音源もあったというから、「本人はショックを受けていました」というレコード会社のコメントも納得できる。
タイトルに「ラブホ街」の文字があるのは、この地区にはラブホテルが乱立しているからだ。
そのため夜中でも人通りは多かったと考えられる。だが、コインパーキングは一種の“死角”となっているため犯人に狙われたのではないか――記事は、こう分析している。
ロールス・ロイスに乗るのは、必ずしもオーナーばかりではない――こうした当たり前の事実を再認識させられるのが、「週刊新潮」(新潮社)の記事だ。
05年10月6日号には「『朝青龍』が乗る細木数子の『7000万円!』ロールスロイス」。
当時は現役の横綱だった朝青龍(39)が、何とロールス・ロイスに乗って国技館に通っていたというのだ。しかも車のオーナーは細木数子(82)だったという内容だ。
記事には高砂部屋の関係者が取材に応じ、《「純白のロールスロイスに乗って国技館に来ていたんです。とにかく、縦も横も長くて、潜水艦のような車でした。部屋の若い衆も、どこかにぶつけやしないかとビクビクしながら運転しています》と明かしている。
そして朝青龍の全国後援会会長も取材に応じ、《「細木数子さんは横綱のことを色々と支援してくださっているようで、あの車も彼女から借りているものです》と説明するのだ。
各界といえば“タニマチ”が贔屓の力士に支援を行うことはよく知られているが、細木ほどの財力があれば、世界トップの高級車をポンと貸すのも当たり前なのだろう。
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