志村けん、野村克也、YOSHIKI、朝青龍……有名人「ロールス・ロイス秘話」を一挙紹介

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角界だけでなく球界も

 一方、モンゴル人力士の草分けとして活躍した旭鷲山(47)は母国でロールス・ロイスのオーナーになったことが報じられている。

 旭鷲山と言えば、04年に早稲田大学の通信教育課程に入学して話題となり、06年に引退。08年にモンゴルの国会選挙に出馬してトップ当選を果たしことでも知られる。

 そんな彼がロールス・ロイスを、しかも旧ソ連の独裁者、ヨシフ・スターリン(1878~1953)が所有していた車を購入したというのだ。

 報じたのは「週刊大衆」(双葉社)の11年8月8日号。タイトルは「歴史遺産『スターリンのロールスロイス』所有者はあの旭鷲山」というものだ。

 記事によると、車はスターリンが1930年、当時のモンゴル国家元首だったホルローギーン・チョイバルサン(1895~1952)に贈呈したものだという。旭鷲山は同誌の取材に「2000万円で買った」と答えている。

 さて、美人女優がロールス・ロイスに乗った“実業家”とデート――こんな記事が掲載されたら、どんな印象を持たれるだろうか。

 牧瀬里穂(48)は08年、ファッションプロデューサーのNIGO(49)と結婚した。過去にデート現場を掲載した写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)は09年1月2日号で、2人を“祝福”する記事を掲載した。

 タイトルは「祝結婚! “年商70億円”カリスマデザイナーNIGOとの超リッチ生活はここから始まった 牧瀬里穂『本誌が撮っていた 4年前のロールスロイスデート』」というものだ。冒頭部分をご紹介しよう。

《思えば、本誌が4年前に牧瀬里穂(37)とカリスマ・ファッションプロデューサー・NIGO(37)のデート現場を初スクープした時から、彼のリッチぶりは際立っていた。迎えの車はロールスロイス・ファントム(車輌本体価格4000万円)。お泊まりする自宅だって、「総額3億円以上」(地元不動産業者)という東京・原宿の豪邸や、家賃400万円という六本木ヒルズ最上階の部屋だった》

 この調子で紹介していくと、きりがない。この他、ロールス・ロイスのオーナーとして雑誌記事になった芸能人を駆け足でご紹介する。

 年齢順に並べると――笑福亭仁鶴(83)、千昌夫(73)、ビートたけし(73)、小林幸子(66)、2代目・引田天功(60)……という面々となる。

 芸能界だけでなく、球界にもオーナーは多い。まずは今年2月に惜しまれつつ世を去った野村克也さん(1935~2020)だ。

「週刊ベースボール」(ベースボール・マガジン社)は90年5月14日号に「『外車禁止』のヤクルトで特別待遇。野村監督のロールスロイス」という記事を掲載している。

 当時、ヤクルトのオーナー、松園尚巳氏(1922~1994)が「庶民感覚を失ってほしくない」との理由から球団関係者に外車禁止令を通達した。

 そこでヤクルトの監督を務めていた野村さんも国産車に乗り換えたのだが、何と血圧が上昇。ご本人が「ずっと左ハンドルの外車を運転してきたのが原因」と主張したため、ロールス・ロイスの通勤が認められたという内容だ。

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