中国の傀儡「WHOテドロス事務局長」トンデモ発言録 忌み嫌う台湾に学べ

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台湾の死者は6名

「自重要請」が免罪符となり、中国人観光客が大挙して日本や欧州へ押し寄せ、結果的にパンデミックを招く。

 これには欧米メディアからもWHO批判が噴出し、2月中旬の会見で“なぜ中国の肩を持つのか”と問われたテドロス事務局長は、

〈中国は感染拡大を遅らせるために、多くの良いことをしている〉

 と擁護した上、習主席について訊(き)かれると、

〈危機に対応するリーダーシップを発揮している〉

 なんて称賛を繰り返す始末だった。遂には米国も大激怒し、トランプ大統領は中国寄りのWHOへの資金拠出を凍結すると宣言。

〈政治問題にするのはやめて欲しい〉

 自身が政治色にまみれながら、こう反論したテドロス事務局長は、その矛先を別の国へと向けたのである。

 4月8日、WHOは「中国一国」を標榜するせいで、加盟を認めていない台湾を非難したのだ。

 先の特派員が話すには、

「昨年末の段階で、台湾はWHOに武漢で発生したウイルスの危険性を問い質したのに黙殺された。以降、その姿勢を質してきた台湾に、“WHOを誹謗中傷している”と逆ギレしたのです」

 賢者たる台湾はといえば、

「1月下旬には中国人の入国制限を行い2月上旬には全面禁止しました。効率的なマスク配布に加え、この素早い判断が功を奏し、感染源に至近の国ながらコロナによる死者は4月下旬の時点でわずか6名で、感染者429名のうち281名が回復しています」(同)

 WHOに加盟できないことから情報共有もできず、それがかえって適切な対応に繋がったというのだ。

 あまりに影多きこの男、トップ交代は必至である。

週刊新潮 2020年5月7・14日号掲載

特集「『コロナ』光と影」より

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