長澤まさみ、吉田羊、黒木華……意外と知られていない有名女優5人の「朝ドラ」出演歴

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戸田恵梨香も、あの役を……

 最後の5人目は、今年4月期の新ドラマ『家政夫のミタゾノ』第4シリーズ(テレビ朝日系)でヒロイン・霧島舞を演じる飯豊まりえ(22)である。出演していたのは15年上半期作品の『まれ』だった。

 ヒロイン・津村希[土屋太鳳(22)]がパティシエールを目指して成長していく物語で、彼女が登場したのは最終回までラスト1カ月を切ってからのこと。

 演じたのは、希がオーナーシェフを務めるケーキ店「プチ・ソルシエール」の常連客で、のちに弟子入りすることにもなるケーキ大好き少女・沢沙耶。接客のほか、希の助手も務めるなど、とにかく有能な右腕ぶりを発揮した。

 力を合わせてケーキ屋を切り盛りしていく。この二人の若さ溢れる師弟タッグが本作の終盤の見どころの一つとなっていたのである。

 実は彼女は、この前年の7月期から、ゴールデン帯の地上波連続ドラマに4クール連続で出演しており、業界内では一躍注目の存在となっていた。

 その流れの中で、満を持しての朝ドラ初出演だった。最終章のレギュラーキャストという短い期間ではあったが、勢いに乗っている若手女優らしく輝くような存在感がとにかく圧倒的であった。

 最後に変わり種を一つ。前作『スカーレット』のヒロイン・川原喜美子の好演も記憶に新しい戸田恵梨香(31)である。

 なんと彼女は00年下半期作の『オードリー』で、ヒロイン・佐々木美月[岡本綾(37)]の養母となる吉岡滝乃[大竹しのぶ(62)]の少女時代を演じていたのであった。

 そして今作の『エール』である。これまでに発表されたキャストを見ると堀田真由(22)や森七菜(18)といった今後期待の若手女優のほか、加弥乃(26)と井上希美(27)といった、まだ一般にはあまり知られていない名前が並んでいる。のちにこの二人が“実は『エール』に出ていた”と言われる存在になるかもしれない。

 特に加弥乃は、元AKB48のメンバーで第1期生だったという経歴の持ち主だけに、話題性は十分。登場の仕方やキャラクター次第で、ブレイクする可能性はあるのではないだろうか。

上杉純也

週刊新潮WEB取材班編集

2020年5月3日掲載

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