「麒麟」「ポツン」「イッテQ」が近年稀に見るハイレベルな戦い 最後に笑うのは?

エンタメ 芸能 2020年4月26日掲載

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 日曜夜8時に勃発したテレビ局の戦いが熱い。NHK大河「麒麟がくる」VS日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」VSテレビ朝日「ポツンと一軒家」で、近年稀に見るハイレベルな視聴率争いが繰り広げられているというのだ。各局ともさぞや沸いているかと思えば、意外にも、それ程でもない、むしろ今後が心配だとか――。

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 4月19日(日)の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)は以下の通りだ。

●NHK大河「麒麟がくる」:15・4%

●日テレ「イッテQ 春の2時間スペシャル」:18・5%

●テレ朝「ポツンと一軒家」:20・0%

 15%超の番組が3つもあったのだ。

 この日の「麒麟がくる」は、斎藤道三(本木雅弘)と娘婿である織田信長(染谷将太)の初対面、いわゆる“聖(正)徳寺の会見”が見せ場だった。民放プロデューサーは言う。

「大河はモックンの怪演が光っていましたね。信長がメインの時代劇では、外すことのできない名場面ですし、この会見後、数年で世を去ることになるわけですから。大河は初回こそ19・1%でスタートしましたが、一時は13%台にまで落ち、15%台に持ち直してきました。やはり時代劇は強い。昨年の『いだてん』(平均視聴率8・2%)とは違います。それにしても、かつて“大河のウラはぺんぺん草も生えない”と言われた時代とは隔世の感があります。『独眼竜政宗』(87年)など、平均で39・7%ですから、いかに民放が苦しかったことか。日テレなど、『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』(69〜70年)で野球拳などを入れた低俗番組で対抗し、そこそこの視聴率は取ったものの、視聴者から苦情が殺到して1年で打ち切られたほどですからね。その頃に比べると、大河は20%も取らなくなりましたし、おかげで民放も対抗できるようになったわけです」

 その日テレの「イッテQ」は、19日は2時間スペシャルで、目玉はイモト夫妻の結婚後初のロケだった。

「『イッテQ』は、世帯視聴率で見ると18・5%で2位ですが、個人視聴率で見ると13・7%、2位の『ポツン』は11・4%ですから、ダントツです。やはりまだまだ強い。ただ、それにもまして『ポツン』の勢いが落ちないことは驚きですね。昨年は大河を見なくなった視聴者がテレ朝に流れたと思っていましたが、今年になっても勢いが落ちていないのは大したものです」(同)

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