職員が逃げる秋篠宮家 “傘事件”でまたひとり…人手不足が慢性化

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 秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんとのご結婚が「2年後に延期」と発表されたのは一昨年2月。だが“膠着状態”を打破する兆しはいまだ窺えない。それは取りも直さずご一家の混迷を物語っており、日々お支えする「皇嗣職」もまた、累卵の危うきにあるというのだ。 

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 全世界で猛威を振るうコロナウイルス禍は、むろん皇室にも影響を及ぼしている。宮内庁担当記者が言う。

「2月23日、令和になって初めての天皇誕生日では恒例の一般参賀が中止となりました。また、3月2日に佳子さまがお出ましになる予定だった婦人発明家協会の『なるほど展』も中止に。これ以外にも、皇居などで清掃を行う勤労奉仕団の受け入れを一定期間見合わせるなど、方々で影響が出ています」

 今月10日には東京・墨田区で、東京大空襲の戦没者と関東大震災の犠牲者を慰霊する法要が営まれた。例年、秋篠宮家の方々が参列され、今年もご夫妻が出席なさる予定だったのだが、こちらも規模縮小に伴いお出ましが見送られている。

「ご公務の取りやめもあり、ご自宅で過ごされる時間が増えた秋篠宮ご夫妻は、やはり勤務先の博物館が休館中の眞子さまと接せられる機会も多くなりました。が、まるで“懸案”解決のめどは立っていません」(同)

 その懸案とは、他ならぬ「小室問題」の帰趨である。一昨年2月の延期発表を受け、秋篠宮さまは昨年11月のお誕生日に際し、

〈2月で2年たつわけですね。(中略)何らかのことは発表する必要がある〉

 と述べられていた。

「注目の2月には結局、何も動きがありませんでした。“発表”は眞子さまと小室さんによる『お気持ち』が文書で綴られ、そこで“再延期”が示唆されるとみられます。現時点で眞子さまは、お気持ちをまとめる作業に取り掛かっておられず、実際の発表は4月19日に控える秋篠宮さまの『立皇嗣の礼』の後になるでしょう」(同)

 当の眞子さまは現在、もっぱら宮邸で過ごされているといい、秋篠宮家の事情を知る関係者は、

「依然として、得心のいかないご様子だと拝察いたします。何しろ、いったん上皇さまのご裁可を頂いた婚約が事実上、無期限延期を余儀なくされているのです。また、一時は手放しで賛成なさっていたご両親までが再考を促しておられるのだから“はしごを外された”といったご心境であられるのは想像に難くありません」

 ご一家は昨年2月10日、宮邸の増改築工事のため、約9億8千万円をかけて建てられた「御仮寓所(ごかぐうしょ)」へと引っ越された。現在、宮邸は工費約33億円をかけて改修中なのだが、

「お引っ越し当日、眞子さまは終始憮然とした面持ちでいらっしゃいました。そもそも一昨年11月に小室さんと結婚されていれば、御仮寓所に住まわれることはなかったはずで、それが延期となってご家族と同居される事態となった。急遽ご自身のお部屋が割り当てられ“なぜここに住まなければならないのか”といったご不満が窺えました」(同)

 現在、ご両親と向き合う時間が増えたものの、

「相変わらず“肝心のお話”は交わせない雰囲気で、重苦しさが漂っています」

 というのだ。

 平成の終盤、不測の“大難”に見舞われた秋篠宮家。それは令和の皇嗣家となられてもなお、変わらぬご心痛であり、実はお支えする皇嗣職もまた、大いに揺らいでいるという。

「昨年5月、およそ50人からなる皇嗣職が発足しましたが、ご一家特有の“事情”もあって職員、とりわけ屋台骨となる宮務官の出入りが激しく、宮内庁は人繰りに頭を痛めています」

 そう打ち明けるのは、さる宮内庁関係者である。

「新たな皇嗣家では、侍従職や旧東宮職のような『侍従』『女官』という呼び名をやめ、身の回りのお世話をする側近幹部はいずれも宮務官で統一されています。秋篠宮家では従来、両殿下やお子様方に関する仕事を、分け隔てなく職員が共有しており、その伝統が御代替わり後も継承されたわけです。これは言い換えれば、職務の垣根を越えてあらゆる作業が舞い込んでくるということでもあるのです」

 秋篠宮家といえば、宮内庁きっての「ご難場」とされ、その激務ぶりは広く知られるところである。

「ご家族が五方おられ、中でも皇位継承権を有する男性皇族がお二方おられるのだから、そのお世話は多岐にわたる。御代替わりとともに職員はおよそ2倍に増えたとはいえ、慢性の人手不足に悩まされている現状に変わりはありません」(同)

 加えて、紀子妃が職員にお求めになる仕事のレベルは高く、前出のご一家の事情を知る関係者が言うには、

「重責に耐えかねた職員が赴任早々、身体に失調をきたす、あるいは依願免職を申し出るケースがこれまでしばしば見受けられました」

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