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世界がうらやむ「サシミで食あたりしない国」ニッポン
外国人観光客向けの観光地として東京・築地の卸売市場はもはや定番になった感がある。ただ、日本人でもどのようなルートをたどって築地まで魚が届くのかを知らない人も多いのではないだろうか。というのも、魚が消費者に届くまでのルートはかなり複雑だからだ。
消費者にまで届くには、(1)漁業者、(2)漁協、(3)産地仲買人、(4)荷受、(5)仲卸、(6)小売店を経なくてはならない。築地はこのうち(4)と(5)が取引をする場所(消費地卸売市場)ということになる。日本全国にはこういう市場が300ほど存在している。...
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のどぐろよりブリの方がウマくないか? 魚の「権威」考(中川淳一郎)
「食」にまつわるテレビ、雑誌、漫画の情報は常に追っかけているのですが、これらをつぶさに見ているとおかしな表現ってのがあります。先日見た某番組では、神奈川県・三浦半島の「佐島」の漁港の話が出たのですが、「この港は新鮮な魚が揚がることで知られている」的ナレーションがありました。
しかし、遠洋漁業の基地で冷凍の魚を扱う港以外は、いずれも早朝~午前の早いうちに獲った新鮮な魚を水揚げしているのではないでしょうか。さっきまで生きていた魚なら新鮮なのは間違いないわけで、これをもって同漁港をホメた気になるのは実に工夫がありません。...
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