テセウスの船は「上野樹里」効果で右肩上がり 真犯人が判明?していよいよ佳境へ

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「朝顔」に続く神回

 中でも、SNSで“神回”と話題になったのが4話のラストだ。

「年に1回開催されている音臼小学校無差別殺人事件の被害者の集いで、真相解明のために情報提供を呼びかけようと竹内が乗り込むのですが、怖じ気づく。そこへ上野が壇上へ上がり、情報提供を呼びかけました。被害者から罵声を浴び、コップの水をかけられようとも、ひるまずお願いする姿が絶賛されていました」(同)

 SNSの声は以下の通り。

《テセウスの船4話見終わった 大号泣…1話で上野樹里が亡くなり なんてもったいない使い方なんだ!と思ってたが あー…芯が強い…この役は上野樹里じゃなきゃ!》

《罵詈雑言、水を浴びせられても訴え続ける上野樹里さんに感動しました。第4話はヒューマンドラマ色が強く、個人的には神回でした》

《テセウスの船4話の面会のシーンと最後の上野樹里ちゃんの演説シーンで感動泣き》

《テセウスの船4話まで観た。 竹内涼真くんがヒロインで、上野樹里が主人公だった。ポンコツドジっ子泣き虫ヒロインと、どこまでも強く信念持った行動力のある主人公、これ完全に逆転だわ。(でも竹内涼真のメソメソ泣き演技すごく良い)》

「なんだか、月9『監察医 朝顔』(フジテレビ)で、彼女の講義シーンを思い出しましたね。法医学者としてスランプに陥っていたものの、大学生からの質問に答えていくうちに、自分を取り戻していったのですが、8分もの長講は、ドラマ史上に残る名場面と絶賛されていました。『テセウス』もこのシーンで勢いがついたと思います」(同)

「テセウスの船」の視聴率は第4話まで11・0~11・2%とほぼ横ばいだったが、5話で11・8%にアップし、6話で13・2%に跳ね上がった。

「現代に戻った4話から6話までは、麻生祐未と芦名星(36)の“ばばあメイク”も話題になっていますね。特に麻生は、大ヒットした『義母と娘のブルース』(TBS)でも、口うるさい不動産屋のおばちゃんを好演していましたが、こちらでは初期ではいい人、中期では怪演といっていいほど恐ろしい婆さんになっていました。かつての月9トップ女優が勢いを盛り返しています」(同)

 4話以降、出ずっぱり、もはや主役と言っていいほどの上野の評価は上がる一方だ。

「演技は無論、可愛いという声も少なくない。このまま行けば最終回は15%超えは確実でしょう。ただし、第6話のラストで、ようやく真犯人とおぼしき人物が判明したものの、第7話では再び平成元年にタイムスリップするようです。となると、上野の出番は減ってしまいます。果たして、これがどう影響するか。原作とは犯人も変えたということですから、犯人捜しも続くでしょう」(同)

 上野が引っ張ってきた『テセウスの船』、SNSにはこんな声も出始めている。

《テセウスの船 真犯人は上野樹里以外ありえない》

週刊新潮WEB取材班

2020年3月1日掲載

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