「佐々木朗希」朴訥な東北人とは違う意外なキャラ

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万全な体制に懸念

「サンスポ出身の広報が番記者をうまくあしらっているんですよ。基本的に毎日、囲みの取材は設定されるのですが、本人が疲れているとナシのことも。すると、記者は記事にするネタに困ってしまうわけですが“代わりに佐々木が今度漫画誌の表紙になるというネタはどうですか”と振ってくれるのです。インタビューも申し込めば意外に受けてくれます」(同)

 球団の全面バックアップで“佐々木シフト”を組んだ万全な体制にも懸念はあるようで、

「元メジャーリーガーで、1軍投手コーチの吉井理人の佐々木への思い入れが強くてですね……」

 とは、運動部記者。

「当初、2軍で佐々木を留め置く予定だったのですが、吉井コーチが“自分が見る”と言って、1軍に帯同させているのです。1軍はこれから、高知や宮崎で練習試合を控えていても、佐々木は出場させられない。それなら、帯同させずに2軍で練習させては、という声も上がっています」

 本人のキャラが好評でも、やはり、才能あふれる怪物の育て方は周囲の思い入れもあって、“真っ直ぐ”一筋縄にはいかないのである。

週刊新潮 2020年2月27日号掲載

ワイド特集「世界に一つだけの花か」より

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