今期No.1医療ドラマはテレ東「病院の治しかた」 主演の小泉孝太郎は持ってる男

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孝太郎の起用で大物キャスト

「まずストーリーが実話を基にしているということ。平昌五輪で金メダルを獲ったスピードスケートの小平奈緒(33)をスタッフとして採用したことでも知られる長野県の相澤病院がモデルです。18年には『カンブリア宮殿』(テレ東)で『小平奈緒の金メダルを支え続けた感動物語! 知られざる相澤病院』として倒産の危機を乗り越えて彼女を支えた病院として紹介され、評判に。これでドラマ化が決定しました。もとの実話が感動を呼んでいたのです」(同)

 それを手練れが執筆した。

「脚本には朝ドラ『ゲゲゲの女房』(NHK)や大河『八重の桜』(NHK))などで知られる山本むつみを起用。彼女は綾野剛(38)主演の『コウノドリ 命についてのすべてのこと』(TBS)で医療モノも経験済み。人物をわかりやすく描き、ストーリーも苦労を経て最後は上手くいく、『水戸黄門』(同前)や『ドクターX』(テレ朝)のような展開です。ちょっと話ができすぎな感もありますが、医療に加えて経済という、難解になりがちなテーマをわかりやすく、楽しめるものにしています」(同)

 成功の秘密はまだある。

「キャスティングもいい。ギャラの高くない孝太郎を主役に起用したためか、“余剰金”で大和田伸也(72)、中村雅俊(69)、高嶋政伸(53)、角野卓造(71)、浅田美代子(64)という知名度抜群で数字も持っている面々で脇を固めています。高嶋といえば、『DOCTORS〜最強の名医〜』(テレ朝、主演:沢村一樹[52])で演じたヒステリックな院長役が思い浮かびますが、今回は事務長役で久しぶりに抑えた演技が見られます。いつキレるのか、とも思いますが……」(同)

 孝太郎の起用もピタリとハマった。

「彼自身も活躍しています。番組スタート前に会見を行ったのですが、偶然にもこの日、弟である小泉進次郎環境大臣(38)と妻の滝川クリステル(42)との間に男の子が誕生したんです。彼は開口一番『今日はドラマの話です』と言いつつも、『それだけでは済まされないですよね……私事ですが、弟夫婦に今日1月17日、子供が生まれました。伯父さんになりました』と大サービス。このとき、テレ東の広報は『コメントはどう使ってもいいが、必ずドラマのタイトルと放送日は入れて』と念を入れていました。いい宣伝になったはずです」(同)

 そういえば、昨年8月に進次郎と滝クリが結婚発表した時も、孝太郎はテレ東の主演ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」のロケ中で、父・純一郎(78)が“クリスタル”と言い間違えたエピソードなどを披露しつつ、番組宣伝を行っていた。

 今回も「甥っ子に胸を張って見せられるドラマなので、みなさんにも見ていただけたら」などと発言。なんだか持ってる孝太郎、アドリブの才能も弟よりあったりして。

週刊新潮WEB取材班

2020年2月24日掲載

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