雅子皇后の肉声いまだ国民に届かず…18年ぶり会見を拒む主治医の言い分

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 新年の一般参賀や大相撲初場所ご観戦で、雅子皇后は好調なお姿を見せられている。にもかかわらず、その肉声はいまだ国民に届けられていない。なぜか。医師団が、ひいては主治医が、雅子さまの会見実現に立ちはだかっているからである。

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 雅子さまの肉声は、病気療養に入られる前の2002年冬の会見が最後である。しかし、令和の世では即位行事や被災地訪問などの主要な行事をこなされてきた。

「だからいよいよ、記者会見でお話しになるのでは、と期待していたのですが」

 と、宮内庁担当記者。

「来る2月23日、60歳を迎えられる天皇陛下の会見に、記者会として雅子皇后のご同席を要望してきました。しかし宮内庁は頑なで、“快復途上ということでご理解を”の一点張り。こちらも“文書と肉声では伝わり方が違う”と食い下がったのですが、“我々も気持ちは一緒です”と宥めすかしてくる有様でした」

 そんななか、天皇皇后両陛下が今春、イギリスを訪問される予定が発表された。

「英国ご訪問は最低でも4泊6日は必要です。快復途上というなら、その行程で大丈夫かと問い詰めても、“ご体調に波がある”との医師団見解を盾に、通り一遍の回答だけでした」

 医師団見解は、05年から雅子さまの誕生日である12月9日に公表されてきた。

〈依然としてご快復の途上〉〈ご体調には波がおあり〉〈過剰な期待を持たれることは、(中略)かえって逆効果となり得る〉

 この3点がほぼ毎年並ぶ。昨年の誕生日もしかり、だ。宮内庁は十余年にわたり、ひたすらこの見解を錦の御旗にしてきたのである。

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