秋篠宮家への「逆風」を止めるべく、紀子さまが動き出された! オランダ単独訪問へ

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一昨年には…

 そんな折、以下のような見出しの記事が、新年早々に報じられた。

〈紀子さま オランダ訪問へ スペインも検討 国際会議に出席〉(「読売新聞」20年1月1日)

 紀子妃は国内で「社会福祉法人恩賜財団母子愛育会」「公益財団法人結核予防会」の総裁を務められている。記事によれば7月にオランダ、また10月にはスペインで開かれる国際会議に、それぞれの団体の総裁のお立場で出席される予定だといい、

〈「皇嗣妃」という重い立場になっても、単独で海外公務に臨み、国際親善に力を入れる令和の皇室の活動を支えられる〉

〈今回は、総裁を務める団体の公務として私的訪問になる見通し〉

 などと記されていた。ちなみにこの件は、他のメディアでは全く報じられていない。

「まだ発表段階ではありませんが、実際にこの通りでプランは進んでいます」

 とは、先の宮内庁関係者。

「そもそも妃殿下は一昨年、18年10月に初めての単独海外ご訪問を果たされています。6日間にわたるご日程で、やはりオランダで結核予防の会合に出席なさった。ご帰国は10月28日。本来であれば、ちょうどその1週間後に眞子さまと小室さんとの結婚式が執り行われるはずでした」

 当時、宮内庁が正式に紀子妃のご訪問を発表したのは10月上旬だったが、

「国際会議の日程は前の年からわかっており、妃殿下は、眞子さまの挙式が予定通りに行われる前提で、単身渡航なさるお考えだったわけです。これには庁内でも『直前なのだから、眞子さまはご一緒に過ごしたいはずでは』といった声も漏れたほどです」(同)

 1990年のご結婚以来、紀子妃はひたすら上皇后さまのなさりようをお手本に皇室の一員として歩んでこられた。そのお振る舞いは時に「過剰適応」とも捉えられかねないほどで、

「結果として挙式は流れたわけですが、タイトな日程での海外ご訪問は『身内の慶事でも公務とは区別しなければ』といった妃殿下の責任感の表れであるとともに、“今後も全力で公務にあたります”という美智子さまへの決意表明、換言すればアピールだったのでは、と指摘する向きもあったのです」(同)

 オランダに続いて紀子妃は一昨年12月、タイでも母子手帳国際会議などに単身ご出席。今年の2カ国ご訪問も、これを継承する形で行われる予定なのだが、さる皇室ジャーナリストが指摘するには、

「皇族の減少が危惧される中、お立場が変わっても果たすべき務めをなさっていれば、そのお振る舞いは国民にも伝わることでしょう」

 小室さんの問題が長引いてダウンしたイメージも、あるいは回復へと向かうかもしれない――。

週刊新潮 2020年2月6日号掲載

特集「宮内庁は未発表でも『紀子妃』オランダ単独訪問の“失地回復”作戦」より

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