ゴーンの「頭髪リバイバルプラン」増毛か否か!? 専門家が解説

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 カルロス・ゴーン前日産会長(65)がレバノンに逃亡して1カ月余り。記者会見では怪気炎を上げていたが、所詮は国際手配の身、どこでも自由に行けるわけではない。ゴーン氏が滞在するベイルートも東京ほど便利とは限らない。いきおい、薄毛対策もしかりである。

「おそらくゴーンさんは薄毛対策をやっていると思います」

 とは、AGA(男性型脱毛症)に詳しい専門家の弁である。

「周囲の毛と違和感がないので、カツラではないでしょう。となれば、育毛か増毛、あるいは植毛になってきます。いちばん簡単なのは育毛剤を使うこと。しかし、これは確実ではありません」

 増毛は自分の毛に人工毛を結んだり、編み込んだりするやり方。ゆっくりと増やせるので、周りからは分かりにくい。一方、植毛は皮膚に穴を開け、人工毛や後頭部の自毛を移植するという方法である。

 自毛植毛で髪を復活させた元プロ野球選手のギャオス内藤氏によると、

「自分の髪の毛を移植するので、こちらのほうが自然に見えます。メンテナンスも定期的なマッサージと育毛剤を使うだけでいい。手術は1回200万円と高いのですが、ゴーンさんの財力ならどうってことないでしょう」

 植毛の場合は手術が伴うので2、3日間は包帯が必要になる。しばらくはかさぶたや皮膚に赤みが出るので、周りにバレてしまうことも。

 知られているように、ゴーン被告が2016年に再婚したキャロル夫人は12歳年下。生え際の後退を気にしていたとしても不思議ではない。

 だが、他にも理由があるはず、と言うのはジャーナリストの小宮和行氏だ。

「ゴーン被告にインタビューした際、印象に残ったのは、目が笑わず上昇志向も強いと感じたことです。彼はまだ60代なかば。ブラジル国籍もあって、ブラジルの貧民街に多額の支援をしている。ゴーン被告と親しい知人も言っていましたが、ビジネスの世界では将来が厳しいだろう。彼は政治に対する野心を持っているのです。だから、若く見せたいのではないでしょうか」

 薄毛対策は政治でリバイバルする布石だったのか。

週刊新潮 2020年2月6日号掲載

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