「アンコ」の魅力にとりつかれたベックが足繁く通う絶品和スイーツのお店 美味しいNIPPON

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 好きな飲食店や好物の話を聞けば、その人の人となりが解るというもの。ゆえに「名は体を表す」ならぬ、「食は体を表す」なのである 。この企画では、外国籍の著名人の方々にご登場頂き、行きつけのお店をご紹介してもらいます! 意外なお店のチョイスに驚くこと必至! 彼らの食に対する感性と経験が垣間見えちゃうんです。第25回は、ベックさん。今回は「麻布野菜菓子」に伺いました!!

 韓国出身のタレントでアーティストのベックさんは凝り性。こけしに興味を持てば、販売店やオークションをチェックするだけでなく、工房にも足を運ぶ。そんな彼女がこけしと同じくらい好きなのがアンコだ。

「韓国にいたとき、洋菓子は好きでしたが、アンコは少し苦手でした。だけど、来日して初めて大福を食べたら『アンコってこんなに美味しいものなのか!』とビックリしたんです」

 以後、老舗和菓子店をはしごし、アンコに関する書籍を読み込んだ。現在では小豆の小売店に赴き、自分好みの小豆を選んで一から作るほどだそう。

 そんなお菓子好きのベックさんが足繁く通うのが、港区にある「麻布野菜菓子」だ。その名の通り、色とりどりの野菜を使った和スイーツを出すお店で、

「夏の間食べられる、ほおずきを使ったかき氷が絶品なんです! 私もそれを口にして以来、このお店のファンに。かき氷以外のスイーツもとっても美味しいんです!」

 今回は今の時季に味わえるスイーツを注文。最初に出てきたのは、「ほおずきのパフェ」。使われている生クリームは、ほおずきとクリームチーズを合わせたこの店特製のものだ。

「あぁもう。このクリームは反則ですね。ほんといくらでも食べられちゃいます!」

 続いて出された「和栗のモンブラン」もパクリ。

「甘さが控えめでいいですね。もう週3で食べられますね(笑)。こうした美味しいものを食べると、自分で作ってみたくなるんです。そうすると作り手の苦労が実感できて、次に食べたときにより美味しく感じるんです」

 興味を持てば、動かずにはいられない性格。日本に来てからは、アンコ以外に味噌作りも一から覚え、最近はワイン作りに取り組みたいと話す。

「結局は、自分で作るよりお店で食べたほうがいいってこともありますけどね(笑)。あ、ここの『野菜餡のどら焼き』も絶品なんですよ。買って帰ろうかな」

 スイーツを平らげてなお、お店のお菓子が気になるベックさんでした。

週刊新潮 2020年1月30日号掲載

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