飯島直子の牛丼“紅ショウガ10袋持ち帰り”で論争勃発 適正量を大手3社に聞くと……
紅ショウガ10袋の“完食”“は無理?
ちなみに写真の「紅ショウガ・メガ盛り牛丼」は撮影終了後、編集部員が社内で口にしたが、やはり「紅ショウガの味しかしなかったので、食べるのが難しかった」という。自宅に持ち帰り、紅ショウガは冷や奴のトッピングにして量を減らして完食したという。
ともあれ飯島はプライベートで10袋以上の紅ショウガを食べていると素直に受け入れるしかない。
SNS上では「10袋は多い」、「個人の好みなのだから別にいいじゃないか」と論争が起きたのは前に見た通りだが、ならば作り手は牛丼と紅ショウガの量をどう考えているのだろうか。
そこで吉野家、松屋、すき家の大手3社に質問状を送り、文書で回答してもらった。その内容をご紹介しよう。
最初の質問は「テイクアウトで提供される紅ショウガは、個数(袋数)に『1人3袋まで』といった制限を設けていますか?」というものだ。
【吉野家】
お弁当1食につき、3袋までとさせていただいております
【松屋】
基本的には1つを推奨しておりますが、お客様には必要数どうぞとお声掛けしております。タレやドレッシングは1メニューにつき1つで、特段制限はございません。お断りはしませんが3個以上の多い数を必要な方へは、在庫を確認の上お渡ししたり、またはお新香お持ち帰りカップにて店内用のタレやドレッシングに対応する場合もございます。
【すき家】
醤油や七味と同じく、お客様のお好みでお使いいただく調味料のため、特に制限等は設けておりません。
吉野家だけが制限を設けていることが分かったが、そもそも提供のスタイルはどうなのだろうか。
牛丼の持ち帰りを注文されたことのある方は多いだろうが、店員さんが入れてくれる店と、箱のようなものに入っており、実質的に取り放題となっている店の2タイプがある。
吉野家で3袋以上を持ち帰るのは不可能!?
第2の質問は、「テイクアウトの紅ショウガは、箱に入って取り放題、もしくは店員さんが入れてくれるという2種類の提供を行っているという理解で間違いはないですか?」とした。
【吉野家】
原則、従業員が確認して提供しております。
【松屋】
(編集部註:2種類の提供方法で)間違いないです。店舗によってスタイルは異なります。
【すき家】
基本的にはお客様にお取りいただく提供方法を実施しております(ドライブスルーを除く)。
この質問は、3社ではっきりと違いが出た。まず吉野家では基本的に3袋以上の紅ショウガを持ち帰ることは難しいシステムになっているということが分かった。制限が設けられているだけでなく、取り放題の店舗も存在しないのだ。
スガシカオ(53)は2016年4月、自身のツイッターでスタッフに吉野家の牛丼をテイクアウトしてもらったところ、「紅ショウガが(註:原文ママ)4パックしかもらってこない」と嘆いた。
このツイートも飯島直子の話題が拡散するにつれ、再び脚光を浴びたのだが、どうやら4袋を入れてもらっただけでも“レアケース”だったようだ。
編集部が購入した店舗では、テイクアウト専用のカウンターがあり、その近くの壁に箱が設置され、紅ショウガが中に入っていた。もちろん数の制限はなく、好きなだけ取ることができた。
そして、すき家は原則的に取り放題となっているようだ。3社の中では最も太っ腹(?)と言えるのかもしれない。
3点目は「1年間に全店あわせて、どれくらいの紅ショウガの袋を提供しているのですか?」と質問したが、こちらは回答が難しかったようだ。
吉野家は「回答を控えさせていただきます」とし、すき家も「提供数については、大変申し訳ございませんが、回答を控えさせていただきます」とした。やはり販売個数の類推が可能になってしまうため、部外秘ということなのだろう。
一方、松屋は回答をしてくれた。以下にご紹介しよう。
【松屋】
1回のテイクアウトで2~3袋をお持ち帰りになるくらいの量です
「まあ、そんなもんだろうなあ」と感じ入った方も多いのではないだろうか。だいたいは1、2袋、多くて3袋というのが一応の“常識”だろう。
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